冬季スポーツ
2021/11/29 14:43

陵侑W杯通算20勝 北京金へ弾み

今季初勝利&W杯通算20勝を達成した小林(共同)

 ノルディックスキー・ジャンプ男子の小林陵侑(25、土屋ホーム)が27日、フィンランドのルカで行われたW杯個人第3戦(ヒルサイズ=HS142メートル)で優勝し、スキーの日本男子で初めてW杯通算20勝に到達した。
 小林陵は2018~19年シーズンに13勝を挙げ、欧州勢以外で初の個人総合優勝を達成。19~20年、20~21年両シーズンも3勝ずつをマークし、19勝の日本勢最多記録に並んでいた。
 2回揃えた好飛躍のうち、特に2回目は圧巻だった。首位とは飛距離換算で1メートル弱の差。不利な追い風が強まり、直前に飛んだ2人がK点(120メートル)手前に落ちる嫌な流れをものともせず、ヒルサイズの1メートル先に着地。両手を叩き、ガッツポーズをつくった。
 今季初めて表彰台の真ん中に立ち、「すごくいいジャンプだった。率直にうれしい。いい感じ。この感触をキープしていけるようにしたい」と声を弾ませた。ジャンプの日本勢で24年ぶりの金メダルを目指す来年2月の北京冬季五輪へ、弾みをつけた。
(共同)

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