コンサドーレ
2024/07/10 22:50

【プレーバック・写真入り】天皇杯3回戦 札幌6-3山形(7月10日、NDソフトスタジアム山形)

後半8分、ゴールを決めて喜ぶMF駒井(中央)=撮影・舘山国敏

前後半3点ずつ奪うゴールラッシュで乱打戦制す

 天皇杯3回戦に進出した北海道コンサドーレ札幌は、J2モンテディオ山形と山形県のNDソフトスタジアム山形で対戦した。

 降りしきる雨の中でキックオフの笛が吹かれた。開始早々の前半6分に、いきなり試合を動かしたのはMF田中克幸(22)の左足だった。ペナルティーエリア手前やや右の位置で得たFKを直接ゴールへと蹴り込んでネットを揺らした。田中克の嬉しいプロ初ゴールで札幌が先制に成功する。

 ボールを保持し、同15分にも田中克がクロスバーに直撃する惜しいミドルシュートを放つなど、試合を優位に進めていたが、同16分に右サイド裏のスペースを突かれると、中央に折り返されたボールを山形MF狩野海晟(22)に決められ、同点に追い付かれてしまう。

 ペースを握りながら試合をふりだしに戻されてしまったが、嫌なムードを払拭してくれたのがFW大森真吾(23)だった。右WBのMF田中宏武(25)からのクロスを右足ダイレクトで合わせてゴールをゲット。待望の今季公式戦初ゴールで、札幌が再び一歩前に出る。

 だが同33分、札幌は自陣左サイドで山形にパスをつながれてペナルティーエリア内への進入を許すと、最後は山形FW後藤優介(31)にシュートを流し込まれ、再び同点とされてしまう。

 その後は両チーム共にチャンスをつくりながらもスコアが動かず、このまま前半終了かと思われた同アディショナルタイム。山形のクリアボールを敵陣ハーフウェーライン付近で拾ったDF岡田大和(23)が持ち上がると、ストロングポイントである左足を振り抜いて強烈なミドルシュートを山形ゴールへと叩き込んだ。同期の田中克に続き岡田にもプロ初ゴールが生まれ、札幌は3-2で前半を折り返した。

 ハーフタイムにDF馬場晴也(22)に代えて札幌U-18所属のDF坂本勘汰(17)を投入して迎えた後半、次の1点を奪い取ったのも札幌だった。後半8分、MF原康介(18)からのパスを受けたMF駒井善成(32)が、FW出間思努(19)とのパス交換で相手守備網を崩してゴールをゲット。リードを2点に広げた。

 久しぶりに〝らしい〟攻撃的サッカーを繰り出した札幌の勢いは止まらない。同12分、ペナルティーエリア手前でボールを持った田中克が、GKの位置を見てループシュートを放つと、美しい放物線を描いたボールは、GKの頭上を越えてゴールの中へ。田中克のビューティフルゴールで札幌が5点目をマークした。

 同15分に山形FW氣田亮真(26)にゴールを決められて再び2点差に迫られると、地元サポーターの後押しを受けて反撃する山形にペースを握られるが、失点後に投入されたDF岡村大八(27)、DF中村桐耶(23)、DF髙尾瑠(27)といった主力DF陣が堅い守備でゴールを許さない。

 そして同39分、岡田がドリブルでペナルティーエリア内まで進入すると、振り抜いた左足から放たれたグラウンダーのシュートがゴール右隅へと吸い込まれた。岡田のこの日2点目のゴールで再びリードを3点差に広げ、そのまま6-3で勝利。リーグ戦5試合で無得点が続いているうっぷんを晴らすかのような6発大勝で、見事に4回戦進出を決めた。対戦相手は今月12日に行われる抽選で決まる。


■前半19分に右足ハーフボレーで今季公式戦初ゴールを決めたFW大森真吾(23)
「(右クロスでアシストしたMF田中)宏武くんとは練習からクロス練習をやっていた。相手が速く(ゴール前に)戻ったので、マイナスのところに来るかなと思って少し遅れて入りましたけど、そこにうまく上げてくれた。(初得点は)すごく大きいゴールだった。でも、もうちょっと点を取れるシーン、取らないといけないシーンもあったので、そういったところを課題として、次の試合に向けてやっていきたい」

■後半8分に右足ワンタッチシュートでチーム4点目を決めたMF駒井善成(32)
「前半から(ゴールの起点となった)MF原に『仕掛けながら、前も見てくれ』と伝えていて、うまく原が仕掛けながら、僕が呼んだタイミングで(ボールを)つけてくれて。ターンしたら(FW出間)思努がすごく良いタイミングで下りて来てくれたので、あとはワンツーという形でイメージ通りのプレーでしたし、ファーストタッチも決まったので良いゴールだったと思います。(次節神戸戦は)本当は自分も出たかったけど出場停止なので。あとは味方に託すことになりますけど、本当に今日は若い選手たちが一生懸命、声を出して、こうやって勝ってバトンをつないでくれたので。(札幌には)比較的上の選手たちが残っていますけど、そういう選手たちも今日の勢いを持って、頑張って神戸を倒してほしい」

前半19分、チーム2点目のゴールを決めて笑顔を見せるFW大森(左)

 

後半8分、チーム4点目のゴールを決めるMF駒井(中央)

 

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