コンサドーレ
2024/04/20 17:45

《広島戦後》次に繋がっていく勝ち点1にしなければならない

 

■J1第9節 札幌1-1広島(4月20日、札幌ドーム)

ー試合を振り返って
 広島は運動量と球際が強い、非常にインテンシティの高いサッカーをするチーム。我々にとって非常に厳しい、難しいゲームになったが、選手たちは最後までしっかり自分たちの持てる力の全てを出して戦ってくれた。1-1の引き分けに関しては評価できる勝ち点1だろう。
 
 我々の選手たちはキャンプ、その後のケガによる離脱によって、なかなかコンディションが整わない選手が多い。少なくともきょうのゲームでいえば、4、5人は90分通して戦うことができない状態にある選手がいる中で、スタメンで出た選手、交代で入った選手も含めて、全員が自分の持てる力を最後まで出し切ってくれた。チームとしてしっかり戦えて勝ち点1をもぎ取れた試合。評価できる勝ち点1だ。次に繋がっていく勝ち点1と捉えたいし、ならなければいけない。

ーハーフタイムでの指示は
 ハーフタイムでは、まず近藤友喜を交代させ、浅野選手を右のワイドに持っていった。浅野選手に関しては右シャドーのポジションが一番適正だろうし、彼の良さを生かせる相手のゴールに迫っていけるポジション。ただチームの現状、相手の対峙する選手を考えた時に、浅野選手を右に持っていくという妥協する決断をするしかなかった。

 その中で、相手はより運動量を上げてインテンシティを上げて戦ってくる。それに対して受けてしまったらやられるぞと。特に立ち上がりの15分、20分は特に集中力を持って自分たちもしっかり走らなければいけない、戦わなければいけないことを強調した。

-シュートを18本打たれた要因は
 きょうの広島ぐらい我々が走れていれば、我々のチームは3点は取れていたかもしれない。特に前半はシンプルに相手の運動量、球際の強さが高かった。自陣に押し込まれる時間帯が長かったのが、シュートを打たれた原因。そこで相手の圧力をひっくり返すような、逆に球際で勝って相手を押し込めるような展開をつくれれば、シュートを打たれる回数も少なかったはずだ。

 ただ、シュートは打たれてはいたが、それほど崩された形で打たれたシュートは多くなかったはずだ。広島の選手は運動量、球際の強さだけではなく、個の能力でも非常に高い選手が多い。局面でやられてしまう場面はあったが、耐え切った部分もあった。粘り強く戦った部分は評価していいだろう

 ここ最近の試合では、ガンバ、そして新潟、きょうの広島と3試合、非常に難しい相手だったが、なんとか1勝2分でポイントを取って乗り切っている。選手たちが日頃から良い準備をして臨んでくれている。結果は出始めているが、チームの状態はまだまだ難しい状況にある。広島というリーグでも上位にいるチーム相手に選手たちは強い気持ちを持って、何がなんでも勝つんだ、ポイントを取るんだという気持ちを出して戦ってくれて、1ポイントをもぎ取ってくれたことは評価していい。今ある現状の中でチームは自分たちのベストを尽くしてくれただろう。

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