高校野球
2024/04/19 15:00

【’24ドラフト道産子有望株】②1日10合の米を平らげ半年で12キロ増 力強さ増した札幌日大高の精密左腕・小熊梓龍投手 

札幌日大高の小熊梓龍投手は最速141キロながら、抜群の制球力を武器にする=撮影・西川薫

昨春、恵庭南戦で七回参考ノーヒットノーラン

 今秋のプロ野球ドラフト会議で指名が期待される選手を先取りする「’24ドラフト道産子有望株」。第2回は札幌日大高で2年春からエースナンバーを背負う左腕の小熊梓龍(しりゅう)投手(3年)。正確無比な制球力を武器に、昨春の札幌支部予選の恵庭南戦では七回参考ながらノーヒットノーランを達成。昨秋は全道優勝した北海に札幌支部予選で敗退したが、リベンジのため半年間で12キロの増量に成功し力強さを手に入れた。理想は同じ左腕でメジャーリーグ・シカゴカブスで活躍する今永昇太投手(30)だ。

関西遠征で智弁和歌山相手に5回5失点も手応え

 がっちりした太ももが冬場の鍛錬を物語る。3月の関西遠征では智弁和歌山との練習試合に登板。外野のミスもあり5回5失点(自責4)したが6奪三振で四球は1。「冬に少し肘を痛めたけど、遠征に行ってから痛みとかは全くなかった。強く投げれるようになったのもあって、少し球が浮いていたところを(相手は)見逃さなかった」と、予想以上に増加したパワーを制御するのに初めは苦戦したが「春の大会、夏に向けては順調」とシーズン本番を見据える。

秋の支部予選では北海相手に勝利まであと一歩(投球フォーム動画あり)

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