札幌光星がコールドで3回戦進出 4打点の中野廉士は手術した盟友を「甲子園に連れていきたい」【南北海道大会】
■全国高校野球選手権南北海道大会(6月28日、札幌・モエレ沼公園)
▽2回戦 札幌光星10-0恵庭南
2長打4打点で存在感
札幌光星が恵庭南に10-0で五回コールド勝利し、3回戦に進出した。投げては2年生エース・松本健投手が5回無安打無失点7奪三振。打っては初回に先制し、三回に4得点、続く四回にも5得点と畳みかけ、試合を一気に決定づけた。その中で存在感を放ったのが5番・中野廉士外野手(3年)だ。2本の長打でチーム最多の4打点を叩き出し、3年生としての意地を見せた。
「今度は自分が決めないと」
1-0で迎えた三回2死一、二塁で中野が左中間を破る2点適時三塁打を放ち、試合の流れを引き寄せた。さらに四回2死一、二塁の場面でも左中間を破る適時二塁打で2点を追加した。三回の打席について「前のバッターの松本が三振して、自分が決めないといけない。いつも松本に助けられているので、今度は自分が打たないといけないと思って打席に入りました」と、エースへの恩返しの一打だったと明かした。
ただ、満足はしていない。「自分はあまり長打を打てるバッターではないので、練習からフライを打たないようにしていたけど、今日はフライを打ってしまって。でも伸びてくれたので、それは良かったです」と振り返り、「次はフライではなくしっかりライナーを打ってもっとチームに貢献したいです」と気を引き締めた。
監督「初めてあんな姿を見ました」
この日は5番に抜てきされ、その期待に応えた。今月23日の初戦となった札幌第一戦では無安打に終ったが、ここで殻を破った。合坂真吾監督(49)は、「前回より打順を上げて、中野に期待したんです。今日は打ちましたね。普段は全然打たないんですけど。前回の試合は6番バッター、下位打線の方です。7、8番ぐらい打つことが多いかなという感じなんですけど、左ピッチャーに相性がいいので。与えられた場所でしっかり活躍してくれて頼もしかったですね。初めてあんな姿を見ましたけど、いつもチャンスでダメなんです」と、これまで課題だった勝負強さを見せた教え子を称賛した。中野自身も「クリーンアップを任せてもらって、自分が打たないといけないなと思いました」と話し、責任ある打順で意地の一打を披露した。
