ファイターズ
2024/04/04 01:50

七回1死までパーフェクトの北山亘基 快投の裏にあった松本剛&金子2軍投手コーチの言葉(一問一答付き)

ヒーローインタビュー後、フォトセッションに応じる北山(左)と万波=撮影・桜田史宏

■パ・リーグ2回戦 楽天2-4日本ハム(4月3日、エスコンフィールド北海道)

自己最多10奪三振で今季初白星

 あと8人だった。日本ハムの北山亘基投手(24)が、今季初登板初先発で6回⅓を投げ、2安打1失点と躍動。七回1死まで一人の走者も出さないパーフェクトピッチングを披露し、自己最多の10三振を奪って白星を手にした。

チャンスとピンチは紙一重

 以前から右腕は「新庄監督がくれるチャンスは、ピンチと紙一重」だと認識している。開幕ローテーションは勝ち取ったが、5番手。結果次第では、登板後に2軍行きが通達される可能性も十分にあった。危機感を持ちながら、自身の開幕戦となる「4・3」に照準を合わせ、準備を進めてきた。

今季初登板初先発で好投した北山=撮影・村本典之

 

松本剛から「おまえも攻めろよ」

 そんな中で、尊敬する2人の先輩とのコミュニケーションが、北山の心を軽くした。1人目は、「個人的にも目をかけてもらっているというか、気にかけてもらっている雰囲気をすごい感じる」という選手会長の松本剛だ。開幕ローテ入りが決まった後、話をしに行くと「常に攻めて行けよ。今の状態をキープする気持ちでは良くないぞ。俺も頑張るから、俺もどんどん攻めていくから、おまえも攻めろよ」と背中を押された。

攻めて攻めて常に挑戦

 現状維持ではなく、常に挑戦。北山自身も大事にしていることだ。慕っている先輩からもらった熱い言葉に「僕も守りに入ったり、キープしようとすると、ダメだと思う。僕はどんどんどんどん攻めて攻めて、よりよい自分をまたつくっていく中で、開幕を迎えられたら。そういう気持ちで行きたい」と刺激を受け、「剛さんとは選手会でも一緒なので、そういうところで関係性ができて、日頃から常に気にしてもらって、いい声がけをしてもらっている」と感謝した。

偶然訪れた10分ほどの〝金子塾〟に感銘「いくら払っても足りない」

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