《平川弘のCool Eye》開幕から気になるのはサイドからの崩し

開幕３戦ゴールなし

　浦和に０－１と敗れ、ホーム開幕戦を勝利で飾れなかった札幌。３試合でまだ得点はゼロで19位である。鈴木が先発で出て来たので少し光は見えてきたがトンネルを抜けることは出来ていない。

監督もプレッシャーを感じていることだろう

　まだ３試合だが得失点差はマイナス５で最下位の名古屋と同じ。名古屋の長谷川監督は開幕３連敗で解任が囁かれている。ペトロヴィッチ監督もプレッシャーを感じていることだろう。ペトロヴィッチ監督が交代したからといって勝てるようになるとも思えない。だが、この世界は何が起こっても不思議ではない。札幌は今が頑張りどころである。

足元へのパスが多すぎてスピードアップ出来ない

　鈴木がトップに入ってボールが収まり、少しではあるが展開出来るようになってきた。ただ、浦和の攻から守への切り替えが速く、ブロックを敷かれるとそれを崩すアイデアはほとんど出せなかった。シャドーの小林とスパチョークがもう少し鈴木の近くでプレーして連動してほしかった。それとピッチ状態が悪かったので、アバウトでいいので鈴木を走らせるパスをＤＦラインの裏へ入れてほしかった。足元へのパスが多すぎてなかなかスピードアップ出来ず浦和の術中にはまった。