ドラフト会議で２位指名を受けた有薗直輝内野手（１８）＝千葉学芸高＝が成田市内のホテルで入団交渉を行い、契約金６０００万円、年俸６００万円（金額は推定）で仮契約を結んだ。

　新庄ビッグボスの下、有薗がビッグな夢をかなえる。プロ野球選手として第一歩を踏み出し、色紙に「球界を代表する打者」と目標を力強くしたためた。
　写真撮影では照れ笑いを浮かべながら新庄監督ばりの“ビッグボスポーズ”を披露。高校通算７０本塁打を誇る将来の大砲候補は「改めて、プロ野球選手になると実感が湧きました」と初々しく語った。
　ドラフト指名後に新監督の就任が決定。連日、大きな注目を集めており「すごくスター性があって魅力的な監督。守備がうまいので、守りで意識していることや打撃のことを聞きたい」と目を輝かせた。
　大きなモチベーションもできた。指揮官は来季、選手全員を１軍のグラウンドに立たせることを約束している。新人の有薗にとって、自らの名前を売り出すまたとないチャンス。「しっかり初球から強いスイングをしてアピールしていきたい」と意気込んだ。
　プロでは野手として勝負するが、高校時代は遠投１１５メートルの強肩で投打二刀流として活躍。１８５センチ、９７キロの大きな体には、ビッグな可能性を秘めている。