アマ野球
2024/01/22 19:00

軟式球で145キロ! 全国高校選手権4強、登別明日の右腕・石川慎太朗が硬式転向 北海学園大から4年後のドラフト目指す

最速145キロ右腕の石川は、昨夏の全国高校軟式野球選手権で4強入り。北海学園大で硬式に転向し、4年後のプロ入りを目指す(撮影・西川薫)

全国2勝、道勢34年ぶりの学生野球表彰

 昨夏の全国高校軟式野球選手権で4強に進出した登別明日の最速145キロ右腕・石川慎太朗投手(3年)が、札幌6大学野球(札幌学生野球連盟1部)の北海学園大に進学することが決まった。全国大会では1回戦の崇徳戦で完封するなど2勝をマーク。国体にも出場し、日本学生野球協会から道内の高校軟式選手では34年ぶりの表彰選手に選出された。春からは10年間プレーした軟式球を硬式球に握り替え、4年後のプロ入りを目指す。

道勢初の軟式出身プロへ「歴史を変えたい」

 〝もう一つの高校野球〟軟式の全国大会でこの夏一躍名を馳せた登別明日のドクターKが、異例の挑戦を決意した。高校まで軟式野球部に所属した選手がドラフト指名された例は全国でも少なく、北海道では前人未踏。石川は「歴史を変えたい。1年生は本当に体作りから始めて、2年生から投げ始めて、3、4年でローテを目指して頑張りたい。球速はまず150キロ台に乗せて、そのまま高みを目指して毎日やっていければ」と意気込んでいる。

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