サッカー
2023/12/12 19:45

J2山口・山瀬功治から北海の後輩へ金言 「今日、本当に俺はやれるとこまでやったのかって確認しろ」

北海OBで現役Jリーガーの山瀬功治(右)が、広島で行われたプレミアリーグプレーオフの試合後、後輩達を激励した(撮影・西川薫)

プレミアリーグプレーオフに駆けつけた

 全国高校サッカー選手権に3年連続で出場する北海は、12月29日の1回戦で大手前高松(香川)と対戦する。同8日に広島で行われた高円宮杯U18プレミアリーグプレーオフには、OBで元日本代表MFの山瀬功治(42、J2山口)が応援に駆けつけた。試合後、自らの経験から大舞台へ挑む後輩へ金言を授けた。

8日に広島で行われた高円宮杯U18プレミアリーグプレーオフで応援に駆けつけた北海OBで元日本代表MFの山瀬功治(42、J2山口)

 

24年連続ゴールの記録持つ偉大なOB

 山瀬は北海高卒業後、地元・コンサドーレ札幌(当時)でプロデビューした2000年から、浦和ー横浜Mー川崎ー京都ー福岡ー愛媛ー山口と渡り歩き、昨季までJリーグ最長タイの24年連続ゴールを記録した、今なお現役を続ける偉大なOBだ。「J2からJ1に昇格するプレーオフで負けたこともありますし、むちゃくちゃ悔しい思いを何度もしてきました。ただ、本当に大事なのは負けにどんな意味を持たせるのか、それは自分たちにしかできない」と、自らの経験談を話す。

「今日の負けを生かすか殺すかは、みんな次第」

 長年の積み重ねで得た経験の引き出しは数知れない。「僕も試合で負けた悔しさをどう消化して、次へ生かすかを考えてやってきたからこそ、一応24年間、来年25年目になりますけど、未だにJリーガーでやれているんじゃないかなと思っています。今日の負けを生かすか殺すかは、みんな次第。今日の悔しい思いを生かすチャンスがある。そこに向けて何ができるのかを本当に1人1人が考えてやってもらいたい」。負けてしまった後悔より次の試合へ向ける切り替えの大切さを選手らに説いた。

「全力でやるのはある意味当たり前」

 プレーオフ1回戦で延長戦の末に敗れた相手・近江も全国高校選手権に出場する。「北海は非常に集中力もあって、体も張ってたし、まとまりのあるチームだなって思ったんですけど、それでも勝てない。じゃあ、どうするのか。全力でやるのはある意味それは当たり前のことで、そこにどういったものをさらに乗せていけるのかが、すごい大事」。まさにプレミアプレーオフで得た経験を選手権に生かせと元気づけた。

「細部にこだわり抜いたところを目指して」

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