高校野球
2026/08/07 21:15 NEW

白樺の扇の要・関口颯人 苦難の1年乗り越え母校へ15年ぶり勝利届ける「役割を全うして勝利に貢献したい」【夏の甲子園】

8月8日の初戦へ向け、ブルペンでボールを受ける白樺・関口=撮影・小田岳史

■全国高校野球選手権第3日(8月7日)

 2年ぶり5度目の夏の甲子園に挑む北北海道代表の白樺は、翌日に迫った東日大昌平(福島)との初戦に向け、大阪・豊中市内で約2時間のトレーニングで最終調整した。村端勇心主将(3年)や玉手瑛斗(3年)、鎌仲賢吾(3年)ら、駒揃いの投手陣をリードする扇の要が関口颯人捕手(3年)だ。最上級生となってからの様々な苦難を乗り越え、つかみ取った甲子園切符。憧れの先輩が2年前に踏んだ聖地のグラウンドで、そのときには手にできなかった勝利を手中にする。

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投手陣を盛り立て冷静な判断したい

 いよいよ明日に迫った甲子園初戦。2年前にはベンチ入りが叶わず、高校最後の夏でようやくたどり着いた夢舞台のプレーボールの瞬間を関口は心待ちにしている。「派手なプレーができるタイプではないので、自分ができる冷静さのあるプレーをしてピッチャーを盛り立てて、しっかり自分の役割を全うして勝利に貢献したいです」。白樺にとって2011年以来15年ぶりとなる夏の勝利に向け、万全の準備ができた手応えを感じている。

昨年の正捕手・大西さんに憧れて

 関口が憧れの先輩と語るのが、2年前の甲子園で外野手としてプレーし、昨年は正捕手として北大会の決勝まで進んだ1学年上の大西遥斗さん(19)だ。「一緒にキャッチャーの練習をしていても、すごくストイックさ、向上心を持っていた。自分にないものを大西さんは持っていたので、そういうところを尊敬して、自分も見習ってやっていかなければいけないと思っていました」。卒業後も大西さんは白樺の試合を見て、良かった点や改善点を関口に伝えてくれているという。

昨秋は背番号12で正捕手は後輩に

 大西さんが引退し、次代の正捕手を目指した関口だが、その道のりは平坦なものではなかった。始動した新チームで臨んだ昨年の秋季大会。大西さんが着用していた背番号2を受け継いだのは、関口ではなく1学年下の山田悠哉捕手(2年)だった。「夏にあと一歩というところで負けてしまって、その悔しさを秋にぶつけようと練習してきたんですけど、上手くいかないことが多くて」。12番を背負って挑んだ昨秋、地区大会2試合ではともに山田が先発出場。全道大会では4試合中3試合で関口が先発マスクを被ったが、「冷静さを失ってしまって」と振り返る北照との決勝で惜敗。夏に続いて、再びあと一歩のところで甲子園を逃した。

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