アマスポーツ
2023/11/08 17:00

母校・北海サッカー部にエール 大学サッカー日本一の富士大・藪中海皇主将「つらくなったら応援席や仲間の顔を見て」

富士大サッカー部の北海OBトリオ(左から芝西、藪中、西)=富士大サッカー部提供

総理大臣杯で東北勢初の全国制覇

 北海高サッカー部OBトリオが所属する富士大が、今年の総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで東北勢初の優勝を成し遂げた。決勝まで5試合にフル出場したDF藪中海皇主将(4年)と、準決勝の法政大戦で貴重なゴールを決めたMF芝西大希(4年)、MF西椋弥(2年)は、それぞれ高校3年時に全国高校選手権に出場した。母校・北海は11月12日に札幌ドームで全国高校選手権北海道大会決勝で同校初の3連覇を目指す。大学日本一を成し遂げた先輩が後輩へ熱いエールを送った。

「大舞台でできるのは自分たちしかない」

 藪中がサイドバックとして出場した4年前の決勝は1-0で札幌第一を下して11年ぶりの優勝を達成。今年は創部100周年の節目。「ぜひ勝って欲しい」と大会3連覇に期待を込めた。さらに「楽しむこと。大舞台でサッカーができるのは自分たちにしかできないことだし、ここまで勝ってきた(相手)チームに対しても、最後まで走って戦わないと失礼。北海の校訓に『百折不撓 』『質実剛健』という言葉があるけど、どんなにつらくても、その言葉を思い出せば結果がついてくると思いますし、つらくなったら応援席や仲間の顔を見て、自分の世界に入らないこと」と大一番に挑む後輩にメッセージを送った。

大学日本一になった富士大の藪中主将が、母校・北海高校サッカー場で後輩へエールを送った

 

苦難の連続だった初優勝までの道のり

あわせて読みたい