ファイターズ
2023/12/12 06:00

鍵谷が抱く夢「寅威とバッテリーを…」ライバル物語は再び、北の大地へ

伏見(左)と同学年で高校時代からのライバルだった鍵谷(右)

まずは支配下復帰が目標

 今オフ育成契約で日本ハムに復帰した鍵谷陽平投手(33)が11日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレーニングを行った。来季12年目を迎える右腕は、支配下復帰を第一目標に、黙々と爪を研いでいる。チームには高校時代からライバル視した伏見寅威捕手(33)も在籍。支配下を勝ち取った先には、ファン待望の道産子同学年バッテリー結成が見えてくる。

鎌ケ谷の施設変わらずストレスフリー

 鎌ケ谷で送るトレーニングの日々にも、すっかり慣れてきた。5年ぶりに古巣へ戻った鍵谷は「選手、スタッフを含めてメンバーが若くなって印象は違うけど、施設は変わらないのでやりやすい。5年も経って古くなった感じがするけど、ストレスなくできています」と爽やかに汗を拭った。

鎌ケ谷で自主トレを行っている鍵谷

 

「1から挑む気持ちで」

 培った豊富な経験を武器に、心機一転リスタートを図る。「戻って来たけど、その感覚ではいないように。しっかりと1から挑む気持ちでやっていかないと。育成契約なので一番下からのスタート。ここからまたプロ野球の世界に戻れるように」と、ルーキーさながらの気持ちでチーム内競争に挑む覚悟だ。

セ・リーグ経験して投球スタイルに変化

 セ・パ両リーグに身を置いたことで、投球の幅は格段に広がった。前回のファイターズ所属時は、豪速球を武器に打者をねじ伏せるパワータイプの投手だった。一方、巨人時代は右ふくらはぎを肉離れした影響もあり、投球スタイルに変化が生じた。

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