■１１月１８日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
▽練習試合（４５分×２）　北海道コンサドーレ札幌５－０北海道大学選抜（２－０、３－０）
【札幌の得点者】ルーカス×２、金健熙×２、本塚（練習生）

ルーカス、金健熙が２得点ずつ

　北海道コンサドーレ札幌は１８日、北海道大学選抜と練習試合を実施。前半３分にＭＦルーカス・フェルナンデス（２９）がＰＫを決めて先制すると、１１分にもルーカスが追加点をゲット。後半にもＦＷ金健熙（２８）が２得点、１６日から練習参加中のＢＴＯＰ北海道ＭＦ本塚聖也（２６）もゴールを挙げるなど５－０で勝利した。

ミスからピンチ招くも失点は許さず

　ＧＫ菅野孝憲（３９）が後半途中まで約６０分間にわたりプレー。札幌が多くの時間帯でボールを握っていたため相手に攻め込まれる場面こそ少なかったが、交代直前には自軍のミスからピンチを招くシーンも。だが「毎試合、どんな相手でもこういうピンチはあるので集中していきたい」と語る百戦錬磨のベテランは落ち着いて対応し、失点を許すことはなかった。

開幕スタメンゲットも途中ケガに悩まされ

　今シーズンはＧＫ具聖潤（２９、京都へ期限付き移籍中）らとのポジション争いを制し開幕スタメンをゲットしたが、ケガに悩まされ、８月に大分から加入したＧＫ高木駿（３４）の活躍もあり、リーグ戦出場１３試合となっている。９月６日のルヴァン杯準々決勝ホーム横浜Ｍ戦にフル出場したのを最後に２カ月以上公式戦出場からも遠ざかる。

コンディション「すごくいい」

　それでも自身のコンディションを「すごくいいですね。キープというよりも向上できています」と語るなど、いつ声がかかってもベストパフォーマンスを発揮できるよう、日々自分自身を研ぎ澄ましている。

「毎日毎日競争していきたい」

　今季も残すところあと２試合となった。試合出場への意欲について「出る、出ないは監督が決めることなので。常に自分のスキルを伸ばすことに集中して、毎日毎日競争していきたいと思います。僕が出ているときもそうですけど、誰がレギュラーというのはないと思うので、どういう状況であろうとやることをやるしかないなと思います」と語るなど、再びミハイロ・ペトロヴィッチ監督（６６）のファーストチョイスとなることを目標に、背番号１はたゆまぬ努力を積み重ねている。

リーグ戦６００試合出場リーチ

　７月１５日のホーム新潟戦への出場でリーグ戦通算６００試合出場にリーチをかけて以来、なかなかカウントが進まない状況ではあるが、本人は出場数へのこだわりについて「全くないです」とキッパリ。その目にチームの勝利だけを見据えて、シーズン最終盤へと臨む。