コンサドーレ
2023/10/06 20:00

8月加入の札幌GK高木駿「残り5試合なので1試合1試合悔いの無いように」 家族も札幌生活スタートで強力後押し

インターバル走を行うGK高木(撮影・工藤友揮)

■10月6日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

加入後6試合に先発フル出場

 9月30日の柏戦(札幌ドーム、1●2)後に5日間のオフを設けた北海道コンサドーレ札幌は6日練習を再開。ボール回しやインターバル走などで調整を行った。8月に札幌に完全移籍加入し、ここまで公式戦6試合に先発フル出場しているGK高木駿(34)。先月下旬に北海道での新生活を始めた家族の後押しを力に変えて、残り5試合となったリーグ戦を全力で戦い抜く。

「自分の持ち味は全部出せている」

 8月26日の川崎戦(等々力、2△2)でチーム合流からわずか1週間で先発メンバー入りを果たすと、以降のリーグ戦4試合、ルヴァン杯1試合にスタメン出場。足元の技術の高さとプレーエリアの広さを武器にすっかりチームに欠かせない存在となった。大分時代の2021年以来約2年ぶりとなるJ1について「自分自身としては自分の持ち味は全部出せていると思いますし、ミシャさんから要求されていることは自分の得意なプレーではあるので、それはしっかりとできていると思います。味方との連係も結構仲良くなって味方のこともよく分かるようになって。自分を知ってもらう部分も含めてうまく行っていると思います」と、チーム戦術の理解度やチームメートとの関係も深まりプレー面や連係面での手応えをつかんでいる。
 

インターバル走を行うGK高木(中央)

 

出場したリーグ戦5試合で1勝

 一方で「結果が付いてきてないので。J1になると1回のチャンスで決められたりとか、ここ最近はそういうのばかり。その1回の相手の決定的なチャンスを防がないと勝ち点を拾っていけないので、そこはさらなる課題として捉えています」と、出場したリーグ戦5試合で1勝にとどまっている状況について反省する。「チームとして攻める時間が多いですが、攻めているときにボールを取られてカウンターが課題になっている。そこを守備面の課題として突き詰めていきたいです」。

「取られてカウンターを受けて失点ばかり」

 直近のリーグ戦3試合連続でカウンターから失点を喫している札幌にとって、残り5試合で勝ち点を積み重ねていくためには、カウンター対策は避けて通れない課題だ。「取られてカウンターを受けて失点ばかりなので。ボールの持ち方、運び方、攻撃の仕方にすごく関わってくるので、その辺りの意思をしっかり合わせることが結果として失点を減らすことにつながってくると思う」。次節の横浜M戦(21日、日産ス)まで約2週間。これまでの反省点を踏まえて改善を図り、優勝争いを繰り広げる強豪に対峙するための準備を進めていく。

9月下旬から家族揃って札幌生活

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