コンサドーレ
2023/09/17 01:00

札幌ドームに響き渡ったブーイング・・・ 札幌、最下位湘南の執念に屈しリーグ戦連勝逃す

試合後、サポーターにあいさつする札幌イレブン(撮影・岩崎勝)

■J1第27節 札幌0-1湘南(16日、札幌ドーム)

 試合終了を告げるホイッスルが鳴り響いた瞬間、札幌ドームの場内には大きなブーイングが響き渡った。ルヴァン杯での敗退が決定し、残された今季の公式戦はリーグ戦8試合となった北海道コンサドーレ札幌。一つでも上の順位を狙うことに目標を定めてリスタートを切ったはずが、最下位に沈む湘南ベルマーレのなりふり構わず勝利を奪いに行く執念に屈する格好となった。

前節G大阪戦の流れ続く立ち上がり

 試合の入りはすばらしかった。開始直後から札幌は湘南に圧力をかけ続けてボールを支配し、ほとんどの時間を相手陣内でプレー。リーグ戦3試合連続ゴールを狙うMFスパチョーク(25)が前半5分、同12分と立て続けに決定機を迎えるなど、4得点を挙げて大勝した前節のG大阪戦からのいい流れが続いていると感じさせる絶好のスタートだった。
 

前半開始早々、MFスパチョーク(右)がシュートを放つもゴールならず

 

カウンターで先制点許す

 だが開始20分を過ぎた頃から札幌の圧力が徐々に弱まり始め、湘南のカウンターの脅威にさらされる場面が増えてくる。同41分に自陣で後方へのパスをカットされたことをきっかけに先制ゴールを献上。ボールホルダーに対応したMF宮澤裕樹主将(34)が「あそこで取られたにもかかわらず、相手の方が飛び出してくる人数が多かった。取られた瞬間に切り替えの部分でやらなきゃいけないところがやれていなかった」と、カウンターへの守備対応を反省する。
 

前半42分、失点するGK高木

 

宮澤「相手のゴール前を崩しきれなかった」

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