秘密練習で初昇格狙う駒大苫小牧 14日からバスケ男子U18日清食品トップリーグ入れ替え戦
U18日清食品トップリーグの男子では道内から初参戦を目指して入れ替え戦に出場する駒大苫小牧の選手たち=撮影・西川薫
ブロックリーグ男子グループBで昨年初優勝
高校とBリーグ下部組織が出場するバスケットボールのU18日清食品ブロックリーグ(BL)男子グループBで昨年初優勝した駒大苫小牧が、14日から始まるトップリーグ(TL)入れ替え戦に初挑戦する。昨年末のウインターカップでは身長203センチの留学生センター(C)オラヨリ・マーベラス・オルワトヨシ(3年)を中心に16強入りしたが、新チームは核となる留学生が現状不在。得点力アップへ2月上旬から秘密の強化練習に取り組んでいる。
【#高校バスケ 関連ニュース一覧】
中心選手としてチームをけん引するPF袋井(左)
初開催の24年は北海道ブロックで優勝。昨年は北海道ブロックが消滅して関東中心のグループBに編入したが、6勝1敗でグループBを制した。入れ替え戦は12チームを3チームずつに分け、4つのトーナメント戦で争われる。駒大苫小牧は14日にグループE優勝の中部大第一に勝って、15日のTL8位・帝京長岡戦で連勝すれば初のTL入りが実現する。1年から公式戦の経験があり、新チームの主砲候補・PF袋井想之介(2年)は「(道内の)他のチームではできない経験を積める。たとえ負けたとしても相手の強度、自分たちの足りない部分に気づいて補えるような練習をできると思うので『経験』という意味ではすごく良い」。インターハイやウインターカップで全国上位進出するためにプラスと位置づける。
▼▼ここから有料記事(あと1039字)▼▼
目指す聖地を甲子園から東京体育館へ
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
袋井の兄・悠之介さん(環太平洋大2年)は同校の硬式野球部で変則左腕として23年夏の南大会4強入りに貢献した。袋井も札幌南月寒小まで野球に打ち込んでいたが、6年時に利き腕の右肘と右肩を故障。バスケットボール経験者の父に勧められ、札幌羊ケ丘中から転向した。3年時にはクラブチームでジュニアウインターカップに出場。「お兄ちゃんがいた、というのもありますが、一番強かったので、そこでバスケをしたいと思って」と駒大苫小牧に進学。聖地を甲子園から東京体育館へと軌道修正した。
ノルマ達成には5時間以上!?
2月上旬の新人戦では留学生抜きで全道3連覇を果たしたが、課題は得点力不足だった。打開策としてチーム全体による「3点シュートを1人1日1000本」のシューティング練習が始まった。新人戦の全道5試合でフローターを武器に23得点をマークしMVPに選ばれた司令塔・PG堀崎裕矢(2年)は「シュートが入らなかったので、勝つにはやるしかない」。ノルマ達成には5時間ほどかかるため、早朝練習で200~300本を消化して、練習後にも打って打って打ちまくる。完全下校の午後7時までに終わらないこともあるという。3週間が経過して「けっこう入るようになった」と手応えも。司令塔としては「まずブレイク狙ってから3ポイントを多めに打って。5人みんな打てるので、その時調子が良い選手が1人か2人出てくる。決めてくれると信じて、その選手にパスしたい」。駒大苫小牧の新たなスタイルの構築を目指す。
駒大苫小牧の司令塔・PG堀崎(左)
和製ビッグマン小山 相手次第でゴール下も3ポイントも
留学生に代わってゴール下を主戦場とするのが、187センチのC小山マテオ(1年)だ。フランス生まれ日本育ちで、東京の強豪・梅丘中から競技を始め3年時に全国中学に出場した。バスケットボール漫画の金字塔「スラムダンク」の作者、井上雄彦氏の次男・慶邦さんは中学・高校の4学年先輩だ。「同じ日本人で同じぐらいの身長とか自分より小さかったらポストプレーもするけど、自分よりでかい留学生とかだったらアウトサイドに出て3ポイントを狙っていきたい」。和製ビッグマンとして勝利に貢献する。
強豪の東京・梅丘中出身のC小山(左)
【2000円お得! 道スポの年払いプラン】
1回戦の中部大第一の主力には、U18日本代表が2人在籍。さらにポイントガード(PG)を務めるのが、札幌市出身でレバンガ北海道U15でプレーした山本夏生(1年、札幌あいの里東中)だ。スピードが武器で、ミニバス時代から対戦経験があり、マッチアップする可能性の高いPG堀崎は「絶対に勝ちたい」とキッパリ。Bリーグ下部組織も出場する高校世代の国内最高峰の舞台への初切符をたぐり寄せる。