アマスポーツ
2021/10/15 14:47

東北福祉大OB越沢 初陣初V王手「ドライバーガシガシ使う」

初日を終え、唯一のアンダーパー71で首位発進した越沢

■道新スポーツ杯全道クラブチャンピオンズゴルフトーナメント 第1日 14日、北広島・札幌リージェントゴルフ倶楽部旧コース、6865ヤード、パー72

 2年ぶりの開催に、道内各コースのチャンピオン、歴代優勝者58人が参加した。初出場の越沢慎太郎(40、滝の)が前半9番でイーグルを奪うなど、34、37の71。ただ1人アンダーパーで首位に立った。昨季、16年ぶりに競技復帰した名門・東北福祉大のOBが、初陣初優勝に王手をかけた。6月の全道アマチュアゴルフ選手権王者・工藤大之進(35、札幌リージェント)は、首位に2打差の好位置から逆転優勝を狙う。

 越沢が、300ヤードの飛距離を武器に、スタートダッシュに成功した。好スコアにも「まさか、まさかって感じです」。本人もびっくりの好スコアを叩き出し、笑顔でホールアウトした。
 出だしの1番(パー5)で3オンに成功し、さい先良くバーディーをゲット。イーブンパーで迎えた9番(パー5)では残り210ヤードを5Iでカップ1メートルに付け、楽々のイーグル。後半は粘りのゴルフでスコアを守り切り、最上位でフィニッシュした。「7番のチップインや長いパットが入ったり、ラッキーな部分もありました」と振り返った。
 東海大四高(現・東海大札幌高)で競技を始めた。プロを夢見て進んだ東北福祉大。同期にツアー1勝の藤島豊和(40)、1学年上には宮里優作(41)、岩田寛(40)らそうそうたるメンバーがいた。「ずっと3軍ですよ」。卒業後は競技ゴルフから離れ、会社員となった。年間ラウンド数も10数回程度だった。
 転機は昨春。所属先の選手会から誘われて入会した。8月の道クラブ対抗では個人2位のスコアをマーク。「特に練習はしていないんですけど、飛距離も大学時代から落ちてないし、曲がらなくなりましたね」。初のクラブチャンピオンに輝くなど勢いに乗っている。
 逃げ切りVへ「守りには入らない。ドライバーをガシガシ使っていく」。攻撃的ゴルフで、初陣初制覇を狙う。

 ◆2バーディー、3ボギーの73で、首位に2打差の工藤大之進(35、札幌リージェント)「1番でセカンドをOBしてしまった。グリーンがいつもと全然違う。明日はピンをしっかりと狙っていきたい」


 ◆今大会最年少で首位から3打差につけた日大2年の朴相大(20、道オープンアマ2位)「前半、パットのタッチが合わなかった。早めにタッチが合っていれば、もう少しスコアを伸ばすことができた」


 ◆10度目の出場で首位に1打差の単独2位の高橋周平(38、スウェーデンヒルズ)「アプローチが良かった。たまたまです。きょうはティーショットが良くなかったので、最終日はドライバーを曲げないように楽しくプレーしたい」

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