ファイターズ
2023/04/05 20:30

伊藤 WBC帰りの今季初登板で好投 先発し5回3安打無失点

一回を3者凡退で終え、女房役の宇佐見(右)とグータッチする伊藤(撮影・玉田順一)

■パ・リーグ2回戦 日本ハム1-2ロッテ(4月5日、ZOZOマリンスタジアム)

ルーティン果たせず調子イマイチ それでも先発の役割全う

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に貢献した日本ハムの伊藤大海投手(25)が5日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に先発し、5回3安打無失点と好投。WBCでは中継ぎとしてフル回転した道産子右腕が、今季初登板で先発投手の仕事をしっかり果たした。

 プロ3年目のスタート。強心臓が武器の伊藤が、珍しく緊張していた。登板前のルーティンである関西風うどんは、ウーバーイーツのメニューになかったため食べられず。「力みがあった」と本調子ではなかったものの、無失点と踏ん張った。

志願のマウンドで本領発揮 ラスト五回は圧巻の3者凡退

 80球メドと球数の制限が設けられ、四回で79球に達していた。ベンチで建山投手コーチから「どうする?行くか?」と尋ねられると「行っていいですか」と即答。志願して上がった五回のマウンドは、らしさ全開だった。

 2死から角中への初球で、趣味の釣り用語をモチーフに「サミングボール」と命名した超スローカーブを披露。ボール判定だったが、大きく弧を描く計測不能の〝魔球〟で球場を沸かせた。

「サミングボール」は今季も健在 WBCでは海外選手に敬意を払い封印

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