ファイターズ
2023/04/05 19:05

《荒木大輔のズバリ解投》まだまだ開幕2カード目で5試合 伊藤は良いスタートを切った

■パ・リーグ2回戦 日本ハム1ー2ロッテ(4月5日、ZOZOマリンスタジアム)

よく粘った伊藤 次回は100球、6~7回がめどか

 先発の伊藤が5回無失点。ただ、彼の力からすれば、まだまだ。コントロールなど本来の出来ではなかった。それでもWBC帰りで、実戦登板は2軍での1試合のみ。よく粘ることができた。

 80球がめどとの報道もあった中で94球。問題はなさそうで、順調と言えよう。次回は100球、イニングで言えば、6~7回がめどになるだろう。うまくいけば、完投にも近づける。

ツーシームと横変化のスライダーを駆使 投球の幅をさらに広げた

 それよりも、昨季までに比べ、ツーシームを多く投げていた。WBC期間中にダルビッシュ有投手や大谷投手からアドバイスを受けたのか。それとも投げた感覚が良かったのか。また、これまであまり使っていなかった横変化のスライダーも駆使していた。

 直球を軸に、しっかり投球できるピッチャー。これまでも超スローボールを投じる場面はよくあった。伊藤に関しては、幅を広げることは決して悪いことではない。

 今季初登板。ハイレベルな投手で、周囲からの期待も高い。だからこそ、褒められる内容ではないが、良いスタートを切ったことに間違いない。

痛かった2度の盗塁失敗 3安打の松本剛はさすが 

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