ファイターズ
2023/03/19 21:40

《荒木大輔のズバリ解投》一番安心して見ていられた鈴木 一塁にまわった万波がチーム力を底上げ

■オープン戦 日本ハム4ー0巨人(3月19日、東京ドーム)

一見、打ちやすそうで実は打ちにくいのがガントの持ち味

 先発登板したガント。前回11日の阪神戦と同様に「まだまだ」という印象を受けた。力でねじ伏せるタイプではない。左右の違い、ボールの質も異なるが、加藤貴のイメージ。一見、打ちやすそうで実は打ちにくい。打ちにいったところで、伸びのあるボールに差し込まれる。良いコースに詰まらされる。

 すべてはストライクゾーンで勝負できてこそ。ボールを動かし、凡打の山も築ける。はじめから外れていれば、バッターも打ちにはこない。

 開幕に合わせる必要はなく、首脳陣にもそのつもりはないだろう。故障上がりということもある。ファームでしっかりと実戦経験を積み、安定して5~6回を投げられるようになってもらいたい。そのために今、一つ一つ段階を踏んでいるはずだ。長いペナントレース。投手陣の台所事情が苦しくなる時期は必ず来る。

あわせて読みたい