ファイターズ
2023/03/19 20:35

上川畑 狙い的中 復調実感オープン戦1号

七回1死二塁、本塁打を放ちベンチに迎えられる上川畑(撮影・松本奈央)

■オープン戦 日本ハム4ー0巨人(3月19日、東京ドーム)

追撃の1号2ラン 「最高の結果が出て良かったです」

 一振りで仕留めた。2年目のシーズンに向かう日本ハムの上川畑大悟内野手(26)が先輩の貫禄を見せつけた。19日に東京ドームで行われた巨人とのオープン戦で、育成1位ルーキーの松井と対戦。勝利を決定付ける1号2ランを放ち「ストレート一本に狙いを決めていきました! 最高の結果が出て良かったです」と素直に喜んだ。

 1点リードの七回1死二塁。この回からマウンドに上がった松井は150キロを超える直球にスライダー、フォークなどの変化球を織り交ぜていた。データはなく、シンプルに思考を整理した。「初対戦で、新人ですよね。情報も何もなかったので、とりあえずストレートでいこうかなと、それだけです」

納得の8試合連続安打 照準は新球場で迎える「3・30開幕戦」 

 万波がフォークで三振に抑えられた直後の初球。イメージ通り、直球でカウントを取りにきた。身長167センチと小柄な上川畑だが、力負けはしない。振り抜いた打球は右翼スタンドに吸い込まれた。

 オープン戦序盤は低迷していたが、この一発で8試合連続安打となり、打率は・235まで上がってきた。「ちょっとずつ、ボールの見え方も良くなってきていますし、内容も出てきている」と手応えは上々だ。プロ1年目の昨季は80試合に出場し、打率・291の好成績を残した。正遊撃手の最有力候補は、一つずつ課題をクリアし、ベストの状態で「3・30開幕戦」を迎える。

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