ファイターズ
2023/03/30 18:40

侍ジャパン栗山監督が栗山町役場でWBC優勝報告 「やっぱりすごい力ですね、栗山町の力は」

普段と変わらずジャージー姿で栗山町役場に登場し祝福の花束を受け取った栗山監督(左)と佐々木町長(撮影・西川薫)

町役場に軽トラで到着し、ジャージーに長靴姿で登壇「ただいま帰りました」

 WBCで日本を3大会ぶりに優勝へ導いた侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が3月30日、自宅を構える栗山町の町役場に凱旋した。同役場には町内の少年野球チームである栗山ロッキーズのメンバーら町民約200人が駆けつけて祝福した。栗山監督は大会中のエピソードを交えながら、次の夢へ向かって挑戦することも明かした。

 町役場で待ち構える町民の前に、今月28日の夜に戻ったばかりだという栗山監督が少年野球場「栗の樹ファーム」の名前が入った軽トラックで登場。ジャージーに長靴と、町民お馴染みの姿でステージに登壇し、「ただいま帰りました。アメリカに行って時差で全然寝れなくて、試合が終わっても全然寝れなくて。こっちに帰ってきてやっと寝られた。やっぱりすごい力ですね、栗山町の力は」と話し、会場を沸かせた。

 WBCではアメリカとの決勝まで7戦全勝。それでも「どっちに転んでもおかしくない試合が続いていて。大丈夫、大丈夫っていう顔をできる限りはしてましたけど、心の中では、大丈夫かな…とか、これでやられたら帰れないな…とか、ここで負けたら栗山町に帰れないな…とか、本当にいろんなことが頭に浮かびました」と、日本代表を束ねる指揮官ならではの苦悩があったという。

佐々木町長「2つの感謝の気持ち」と、町内パレードと町民栄誉賞を検討

 町民を代表して出迎えた佐々木学町長(61)は、町内パレードの開催計画と、町では史上2人目となる町民栄誉賞の授与を検討することをサプライズ発表。「栗山監督には、ぜひ私たちの2つの感謝の気持ちを、形として受け取っていただければ」と話した。さらに「栗山監督のファンの一人として、日本のプロ野球ファンの一人として、ぜひとも3年後のWBCで再び代表監督を務めていただいて、2連覇を目指していただきたい」との思いをぶつけられると、「何ともお返事のしようがないんですけど…」と返答に少し困惑し、苦笑いを浮かべていた。

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