ファイターズ
2023/03/01 19:35

侍ジャパン伊藤 火消し役に指名された理由とは 厚沢ブルペン担当コーチが明かす

厚沢ブルペン担当コーチ(右)と会話する伊藤(撮影・中田愛沙美)

2月25日のソフトバンク戦で1回完全 厚沢コーチが肩のつくり方を絶賛

 日本ハムの伊藤大海投手(25)がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの〝火消し役〟を託される。チームでは先発を担う道産子右腕が、なぜ勝敗の鍵を握るキーマンに選ばれたのか―。その理由は、厚沢和幸ブルペン担当コーチが絶賛した「ブルペンでの肩のつくり方」にあった。

 2月25日に行われた侍ジャパンの壮行試合・ソフトバンク戦(宮崎)。五回から3番手でマウンドに上がった伊藤が、登板前のブルペン投球で要した球数は11球だった。

 少ない球数で肩を温めて、自ら「OKです」とゴーサイン。日本ハム、オリックスで投手コーチを歴任してきた厚沢コーチを「リリーフとして(肩の)つくり方が別格だった」と驚かせた。

役割は重大 ピンチで登板する火消し役 第2先発へとリレー

 同コーチは、評価ポイントとして「肩ができた時点で休めるかどうか」を挙げる。先発しか経験がない投手は「こっちが攻撃している間も心の準備をするために投げるけれど、うまい子は投げない」。味方の攻撃中、いかに休息を取り「チェンジになった瞬間にバンと入っていける」かが大事になるという。

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