ファイターズ
2023/01/21 20:30

二刀流ドラ1矢沢 紅白戦で伊藤大海との対戦熱望「真っすぐを感じてみたい」

黄金のバットを構え、伊藤大海との対戦を熱望する矢沢

大学時代から凄さを知る先輩 打席で体感して成長のヒントに

 大海さんから打ちたい! 投打二刀流に挑戦している日本ハムのドラフト1位ルーキー・矢沢宏太投手兼外野手(22)=日体大=が21日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で新人合同自主トレに臨み、打者として伊藤大海投手(25)との対戦を熱望した。チームメートだが、1軍スタートが決まった春季キャンプ中に3度の紅白戦が予定されており、チャンスはある。大学時代から凄さを知る先輩の直球を打席で体感し、成長のヒントを得るつもりだ。

 大学1年の初冬に受けた衝撃を、今も覚えている。松山で行われた3年前の侍ジャパン大学代表の選考合宿に参加したときだ。目にしたのは、アマチュア最高峰の打者たちを、ほぼ直球のみで手玉に取る伊藤の姿だった。「そのとき、僕は打順が回ってこなかったんですけど、そんなに圧倒できる真っすぐってどんなんなんだろう」と敬意を抱いた。

 その後、伊藤はプロ入りし、新人から2年連続で2桁勝利をマーク。結果を追っていた矢沢は「プロでも活躍されていて、ああ、やっぱりすごい真っすぐなんだな」と憧れの気持ちを強くした。縁があり、プロでは同じチームに入団。対戦は紅白戦に限られるが「伊藤大海さんの真っすぐを打席で見て、感じてみたい」と真剣勝負を心待ちにした。

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