アマスポーツ
2022/12/24 22:20

名門・桜花学園の松本加恋(芽室中出)が2年生デビュー ウインターカップ女子2回戦

第4Q終了間際に桜花学園の松本(中央)がシュートを決める(撮影・富田茂樹)

■ウインターカップ全国高校バスケットボール選手権 第2日(24日、東京体育館ほか)

2試合続けて途中出場 計5得点2リバウンド1アシスト

 3連覇中の桜花学園(愛知)で、芽室中出身の松本加恋(2年)がウインターカップデビューを果たした。前日の1回戦で途中出場すると、24日の聖カタリナ(愛媛)との2回戦でも、第4クオーター(Q)途中から約5分間出場し、3点シュートを1本決めるなど5得点をマークした。

 松本が25度目の優勝を狙う名門の一員としてコートで奮闘中だ。2試合続けて途中出場ながら、176センチのフォワードとして2試合で5得点、2リバウンド、1アシスト。自らの特長を「シュートが得意。どこからでもシュートが狙える。ジャンプシュートもスリーも打てるので、そういうところを武器としてやっていきたい」と話し、「今日の試合はチームでディフェンスから頑張ろうという目標を持ってやってたので、そこからオフェンスにつなげることはできたかな」と振り返った。

芽室中からトライアウト経て名門に入学

 芽室中時代は、長身オールラウンダーとして2年時の新人戦でMVPに輝いた。「日本一の学校でバスケをしてみたい、(桜花の)井上先生に指導してもらいたい」と、3年時の8月にトライアウトに参加し、そこで声をかけられたという。

 入学当初は体格の違いに圧倒された。その秋には「腰を痛めて出遅れた」と約3カ月の離脱も経験した。それでも今年の春に頭角を現すと、インターハイの予選でベンチ入り。本大会ではメンバー入りできなかったが、その悔しさを糧にコツコツと練習を積み重ね、2年生主体で出場した10月の国体に出場。決勝戦では19得点を挙げた。今大会も背番号16で堂々のウインターカップデビューを果たした。

3回戦は北海道から家族が応援「勝利に少しでも貢献したい」

 25日の3回戦には北海道から家族が応援に来てくれる予定だ。「まずは今大会でしっかり優勝することと、個人では出場した時に自分の仕事をしっかりやって、勝利に少しでも貢献できるようにしたい」と力を込めた。

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