ファイターズ
2023/01/01 00:00

【新春特別企画】伊藤大海インタビュー《後編》目指すは満場一致のエース

ダルビッシュと大谷の壁画の前でポーズを取る伊藤(撮影・松本奈央)

《前編はこちら》

運命感じる新球場 「異空間な感じ。テンション上がる」

 今年3月に「エスコンフィールド北海道」が開業し、いよいよ新球場元年を迎える。鹿部町出身で生粋の道産子でもある伊藤大海投手(25)は、使命感を持ってプロ3年目のシーズンに向かう。

 「北海道出身で新球場のスタートに携われることができる。今川(優馬)さんとも話しましたけど、運命的なものもあるし、それだけの責務があると思う。そこで強いファイターズを取り戻せるようやっていきたい」

 昨年12月上旬、天然芝の張り付け作業が終了した球場を訪れた。ベンチ、ブルペン、ロッカールームといったチームエリアを見学。今春から通うことを想像しただけで、胸が高鳴った。

 「ロッカーすごいですね。異空間な感じ。良い意味で日本ぽくない。毎日、あそこに行けると思うとテンション上がります」

近いファンとの距離を大歓迎

 一方で、自身がマウンドに立つ姿を想像することができなかった。何とも言えない不思議な感覚に包まれたという。

 「緊張感とか、何か独特の感じありますね。マウンドで投げているイメージが湧かなかったです。だから独特だなって。ある程度、マウンドを見たらパッと自分がそこに立っている感じが想像できるんですけど。今までにない感じだからこその感覚だったのかもしれません」

 昨季まで本拠地だった札幌ドームと大きく異なり、新球場はグラウンドと客席が近いように設計されている。バックネット裏スタンドの最前列はグラウンドとほぼ同じ高さで、ファンは臨場感を楽しめる。

 「ピッチャーはそういう方が投げやすい人が多いですし、僕も慣れるのは早いかなと思います。よほど(観客が)変な動きをしなければ。(バックネット裏と)近い効果でフォアボールが減ればいいかなと思います」

ダルビッシュ、大谷に続け!引き継ぐエースの系譜

 幼少期、ファイターズの絶対的エースに君臨していたダルビッシュ有(現パドレス)に憧れを抱いた。念願かなって、地元チームに入団。尊敬する右腕、そして大谷翔平(現エンゼルス)が担ったエースの系譜を受け継ぎたい。

 「圧倒的だったと思いますし、満場一致のエースだと思う。オーラというか、その場を完全に支配していた。まねしようとしてまねも、まねできるものではない。そういう選手に、時間がかかってでもなりたいです」

 新本拠地のコンセプトは「世界がまだ見ぬボールパーク」。世界へ羽ばたいた先輩たちのように、伊藤大海がエースへの道を力強く進んでいく。

あわせて読みたい