ＷＢＣメンバー選考「一番勝ちやすい形を」

　野球日本代表・侍ジャパンの栗山英樹監督（６１）が４日、来年３月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）のメンバー選考について現況を語った。「１２月頭に伝えようと思ったけど、最後まで一番勝ちやすい形、組み合わせを考える。選手も早く選ばれて準備したいと思うけど、すごく考えている。もう少し時間をください」。世界一奪還に照準を定め、ギリギリまで熟考を重ねる構えだ。

近日中に渡米　メジャー組とも対話

　代表チームが最大限の力を発揮するため、選手のコンディションを慎重に見極める。近日中に渡米する予定で「日本の選手ともう一回。話さないといけない人たちがいる」と思考を巡らせた。選手ごとに異なる体の状態、能力やタイプによる組み合わせ。さまざまな要素を並べた上で、最適解を導き出すつもりだ。

トークショーに出席　子どもたちへエール

　この日は札幌市内で行われたトークショーに出席。参加した子どもたちへエールを送った。「誰よりも頑張ろうと思ってやっていれば、誰かがチャンスをくれる。今はできないことがあっても、絶対に諦めないで」。夢を実現する姿を、その背中で示し続ける。