ファイターズ
2022/11/06 22:50

伊藤大海のWBC守護神あるぞ! タイブレーク練習で登板

タイブレークを想定した練習で登板した伊藤。連打を浴びるなど失点は許したが、課題が見つかり、次に生かすことを誓った(撮影・大島拓人)

■日本代表強化試合 日本8-4巨人(6日、東京ドーム)

強化試合後に延長想定練習

 野球日本代表「侍ジャパン」に選出されている伊藤大海投手(25)が6日、巨人との強化試合(東京ドーム)後に行われたタイブレークを想定した練習に登板。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を見据えた大事なマウンドを託されたが、無死二塁から2点を失った。次戦は札幌ドームで開催される9、10日のオーストラリア戦。鹿部町出身の道産子右腕が、故郷でこの悔しさを晴らす。

唇かみしめ「全然だめでした」

 グッと唇をかみしめ、悔しさをあらわにした。1イニングの試合形式で実施されたタイブレーク。重要なマウンドを託された伊藤だったが、思うような投球を披露できなかった。

 先攻の味方が4点を入れ、無死二塁と走者を背負っての登板。「全然だめでした。やっぱりランナーがいる中での入りなので、いつもとは違った入り方というか、そういう難しさはもちろんありました」と反省を口にした。

 先頭の保科に初球を捉えられて左前打を浴び、続く北村には左前適時打を許した。「よーいドンでクイックで1球目から強いボールを投げる難しさがありました」。わずか4球で1点を失った。

 粘着性の強いメジャーのロジンバッグに対応するため、代名詞の「追いロジン」をしながらの投球。三塁・村上の悪送球が絡んで無死一、三塁から、左犠飛を許して2点目を献上。その後は香月を遊ゴロに仕留めリードを守ったものの、表情は冴えなかった。

栗山監督の起用に「大事な場面を任せられるのはうれしい」

 チームでは先発を担う伊藤だが、苫駒大時代には大学日本代表で抑えを務め、国際大会でタイブレークを経験。集合日に吉井投手コーチから登板を伝えられ「びっくりしましたけど、そういう大事な場面を任せられるのはうれしいこと。すごくやりがいがありました」と意気に感じていた。

 昨季まで日本ハムの指揮を執った栗山監督は「長いイニングも短いイニングもできる。大海でいきましょうと吉井コーチと話していた」と起用の意図を説明。「点を取られて良い感じもおかしいですけど、心配はあまりしていない」と大きな期待を口にした。

MLB球に適応し豪州戦でリベンジだ

 WBC代表入りへ、アピール機会は残されている。練習から対応に四苦八苦してきたMLB公式球については「しっくりきていない部分と、何となくつかめそうな部分がある。すごく課題が多く見つかる投球だったので、次に生かしたい」

 9、10日のオーストラリア戦の舞台は、慣れ親しんだ札幌ドームに移る。来季から日本ハムは本拠地を新球場に移転。「札幌ドームで投げられるのは最後になると思うので、北海道のファンのみなさまに良いものを見せたい」と意気込んだ。

 「きょう(6日)の登板は悔しかった。何とか自分の良さを出せるよう、しっかり準備してやっていきたい」。地元凱旋試合。伊藤大海らしく腕を振る。

あわせて読みたい