ファイターズ
武田投手コーチ、金子打撃コーチが退団 チーム成績低迷の責任感じ決断

23日にも来季コーチ陣発表
日本ハムの武田勝投手コーチ(44)と金子誠野手総合兼打撃コーチ(46)が今季限りで退団することが22日、分かった。生え抜きの主力選手だった2人は引退後も指導の要職を担ってきた。しかし、近年はチームが低迷。結果を残せなかった責任を強く感じ、退任の意思を固めたもようだ。23日にも、来季のコーチングスタッフが発表される。
11年間で82勝 左のエースとして活躍
武田コーチはシダックスから2005年の大学・社会人4巡目で入団。09年から4年連続2桁勝利を挙げるなど、左のエースとして活躍し、11年間で82勝を挙げた。16年に引退。17年から球団に籍を置いたまま、石川ミリオンスターズに派遣され、コーチ、監督を歴任した。20年に日本ハムへ戻り、1軍投手コーチ就任。22年8月に2軍担当へ配置転換されていた。
在籍21年で1627安打記録 17年には侍コーチも兼務
金子誠コーチは常総学院高から93年ドラフト3位で入団。長く正遊撃手を務め、在籍21年で1627安打を記録。新人王、ゴールデングラブ賞などを獲得した。引退後の15年は特命コーチとして米大リーグのパドレスに野球留学。16年から1軍の打撃、内野守備、作戦など担当コーチを任され、17年から侍ジャパンコーチも兼務した。