ファイターズ
輝星〝ミニ大海スライダー〟で11月5日侍斬る 曲がり方改良「だいぶ吉田スライダー」

強化試合に向け対右打者を意識
日本ハム・吉田輝星投手(21)が、〝ミニ大海スライダー〟で侍斬りだ。登板する可能性がある11月5日の侍ジャパンとの強化試合(東京ドーム)に向けて「右打者と対戦したらスライダーとか投げてみたい」と意気込んだ。
このオフは投球の幅を広げるため、伊藤から宝刀スライダーを教わっている。投げ方などを学び「だいぶ吉田スライダーに変えています。小っちゃい大海さんのスライダー。ほぼ原形をとどめていない。イメージはスラッター」と自ら改良。真横ではなく、小さく斜めに曲がる、サイ・ヤング賞右腕・デグロム(メッツ)の魔球が理想だという。
〝師匠〟にも太鼓判をもらった。ブルペンでの投球練習を見守った伊藤から「腕の振りも良かった」。回転数や軸、変化量などを数値化する機器「ラプソード」のデータでも「曲がりすぎず小さすぎず球速も結構出ている」と手応えを得た。
「その通り試合で投げられれば、いい感じに抑えられる。ストレートばかりというデータがあるパ・リーグの打者にスライダーを投げるのもあり」。大舞台で新兵器を解禁する。