コンサドーレ
2022/09/11 20:56

札幌4発快勝で今季初連勝 DF福森が652日ぶりFK弾!

前半10分、直接FK弾を決めた福森

■札幌4-0磐田(11日、札幌ドーム)

シャビエル、小柏が今季初ゴール 残留争い脱出へ弾み

 北海道コンサドーレ札幌は11日、ホームで最下位の磐田と対戦し、4―0で勝利した。前半10分、DF福森晃斗(29)の直接FKで先制すると、同21分にはFWガブリエル・シャビエル(29)が加入後初ゴールを決めて突き放した。さらに後半ロスタイム6分にはFW小柏剛(24)が今季初ゴールを決めるなど得点を量産。今季初の連勝を収め、残留争い脱却へ弾みをつけた。

 福森の652日ぶりFK弾が口火となり、大量4得点! ホーム4連戦の最後の試合を勝利で締めくくった。

 前半10分、エリア手前右でMF金子が倒され、FKのチャンスを得ると、キッカーにはこの日キャプテンマークを巻いた福森とMF駒井が並んだ。駒井がキックフェイントで相手DF陣を揺さぶり、壁の高さを確認したところで福森は左足を振り抜いた。弓矢の如く放たれたボールは相手GKが伸ばした手に触れることなく、ニアサイドのゴール右上隅に吸い込まれ、ネットを揺らした。「コース、蹴るポイント、スピード、思い描いた通りにいった。久しぶりに決めれたのでモヤモヤが取れた」と、今季初得点となる2020年11月28日広島戦以来の直接FK弾を喜んだ。

FK名手・遠藤保仁の目の前で決めた「追いつけるように頑張りたい」

 W杯でも決めた元日本代表のFK名手・遠藤保仁(42)の目前で自身通算11本目。「FK得点歴代2位(19得点)の遠藤選手の目の前で決めることができたのはうれしい。決めてる数は遠藤さんの半分以下。追いつけるように頑張りたい」とさらなる高みを目指す。

 福森の一撃を機に札幌は勢いに乗った。前半21分、FW興梠からボール受け、抜け出した金子がエリア中央のマイナス方向へパスを供給。シャビエルが右足で押し込んだ。「良い形からのゴールになって良かった」と、シャビエルは加入後初ゴールに笑みを浮かべた。

 後半はエンドが変わり、一刻も早い残留決定を願って「その胸にあるエンブレムの為に戦い抜け」と横断幕に掲げるサポーターのいる方向へ向かっての攻撃。テンションはさらに上がった。

ホーム4連戦連勝締め 勝ち点34で11位浮上

 同45分、左サイドを崩し切って抜け出したMF高嶺がノーマークでエリア内左に侵入。ニアサイドを打ち抜くと、サポーターに向かってエンブレムにキスするポーズを披露。同ロスタイム6分には、左太もも裏痛から復帰した小柏が角度のないところからゴール右上に突き刺しダメ押しの4点目。今季初ゴールに、小柏もサポーターにエンブレムをしっかりとアピール。「これまで期待に応えられてなかった。サポーター側のゴールで決めることができて良かった」と喜んだ。

 今季初の2連勝を果たした札幌は、勝ち点34で順位をまた一つ上げて11位。ペトロビッチ監督が直近6試合の目標に掲げた勝ち点「12」には届かなかったが、ホーム4連戦の最後2つを勝ったことで3勝1分2敗として「10」を獲得。次節は首位の横浜M戦だが、ゴールラッシュでついた勢いをそのままに、3連勝を果たしてみせる。

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