ファイターズ
2022/08/06 22:52

〝レジェンド塾〟効果で不振脱却!今川が2戦連続先制打

一回2死一、二塁で先制の適時二塁打を放ち、二塁に到達する今川(撮影・大石祐希)

■日本ハム1-3オリックス(6日、京セラドーム)

稲葉GM、金子コーチから助言「本当に感謝」

 〝レジェンド塾〟効果で不振脱却だ! 「5番・中堅」で先発した今川優馬外野手(25)が一回2死一、二塁の好機で左翼フェンス直撃の先制適時二塁打を放った。ここ最近は「今年一番の不調なんじゃないか」と悩んでいたが、前日5日の試合後、宿舎で稲葉GM、金子野手総合兼打撃コーチから助言をもらい復活。「本当に感謝しています」と最敬礼した。

 伝説級のOB2人に指摘されたポイントは「自分のリズムが取れていなくて、焦って間がなくなってきている」ということだった。この日の練習からアドバイスを参考に「とにかくゆったり、ゆとりを持つ感じで打席に立ちました」と修正。第1打席でいきなり結果につなげた。

こだわり捨てバット短く持った 苦渋の決断が奏功

 チームを勝たせるためなら、こだわりも捨てる。5日のオリックス戦での第2打席、四回1死二、三塁の好機で、初めてバットを短く持った。アマチュア時代から一貫して本塁打を追い求め「僕は絶対に短くなんか持たない」と誓っていたが、「そうも言っていられなかった。悔しいですけどやるしかなかった。起用していただいている以上は、最低限の仕事はこなさないと」。苦渋の決断が功を奏し、犠飛で先制点をもたらした。

 2日連続で先制打を放ったが、2試合ともチームは敗れた。「勝ちにつながる一本を打たなきゃダメ」。次こそは勝利を呼ぶ快音を響かせてみせる。

あわせて読みたい