コンサドーレ
2022/07/06 23:35

シャビエル負傷退場に2度のPK献上…札幌がFC東京に0-3完敗

前半35分、レアンドロにPKを決められ先制される

■札幌0-3FC東京(6日、東京・味の素スタジアム)

 北海道コンサドーレ札幌は、アウェーでFC東京と対戦し、0―3で敗れて2連敗を喫した。前半35分にFW菅大輝(23)、同ロスタイムにFW興梠慎三(35)がエリア内でハンドの判定。PKで2点を献上すると、後半はさらに自分たちのミスから失点を重ねた。36失点、得失点差マイナス17は、ともにリーグ最下位。順位も14位に下げ、じりじりと降格圏が迫ってきた。

13試合ぶりの完封負け 順位は14位に後退

 リーグ戦13試合ぶりの完封負け。最後まで相手ゴールをこじ開けることができなかった。途中出場のMF宮沢主将は「こういうミスを続けると余計に難しくなる。なかなかやっていることを出せていない」と、失点全てがハンドのPKやミスからだったことに歯がゆさをにじませた。

 前半の早い段階でFWシャビエルが負傷退場。プランは大きく崩れた。7日に病院で精密検査を行う予定だが、「筋肉系だと6~7週間かかるのでは」と、ペトロビッチ監督はため息をついた。

 2020年2月以来、久々に観客席から札幌のチャントが響き渡った。声出し応援の段階的導入運営検証試合として行われ、多くのサポーターが声をからして選手を鼓舞した。「こういう環境でできる喜びを感じた。結果で応えることができなくて申し訳ない」と宮沢主将は唇をかんだ。

 次節も中3日で、ホームに強豪・鹿島を迎える。悪い流れを断ち切らなければ降格争いに巻き込まれる恐れもある。宮沢主将は「死にもの狂いでこの状況を打開するために一丸となってやりたい」。いまの札幌には、なんとしてもホームでの勝ち点3が必要だ。

【コンサドーレ関連記事はこちら】

あわせて読みたい