ファイターズ
2022/04/05 23:08

《ハム番24時》4月5日

 一つ、答え合わせができた。3日のオリックス戦の八回、紅林を申告敬遠し、吉田正との勝負を選択した。マウンドの宮西は厳しい表情を浮かべていた。試合直後は、このシーンについて首脳陣に聞く機会がなかった。

 新庄監督が述懐した。「カウント3ー1になり、紅林君が内角を打ってポテンヒットになるのが嫌だった」。一方で吉田正の状態を分析し「宮西君の球のキレならショートかセカンドのゴロになると思った」と続けた。

 ほぼ読み通りも、結果は二塁手・水野のグラブをはじく適時打だった。「あれは野手がカバーしないといけない」と指揮官。任務を全うした宮西には感謝を伝えたという。見ているだけでは分からない複雑な思考や決断が、いつもある。

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