高校野球
【vol.2】道産子球児たちのもう一つのドラマ 武修館の山崎瑛介主将が孤軍奮闘した先に見えたもの
高校野球大好きビト・SET YOU FREE千葉智紹さんに聞く
南北大会の幕が閉じて夏は終わりに
夏の甲子園を目指す南・北北海道大会が終わり、道内からは札幌日大高と白樺が南北の代表として夢舞台に進むことになった。年間350試合ほど全国の高校野球を生観戦している釧路市出身の千葉智紹さん(50)は、今年も北海道内の球場に足を運んだ。どこが優勝するのか、今年のドラフト候補は誰か、母校の結果は? 野球の見方は人それぞれあるが、千葉さんは高校球児たちが織りなす各々のドラマに目を向ける。高校野球大好きビト・SET YOU FREE千葉さんに聞くシリーズのvol.2からは南北大会で特に印象に残った高校について聞き、夏の戦いを終えた「道産子球児たちのもう一つのドラマ」を随時お届けしていく。
《高校野球大好きビト・SET YOU FREE千葉智紹さんに聞く 道産子球児たちのもう一つのドラマ【無料記事】》
3年生部員が1人だけだった武修館
まずは2014年に北北海道代表として甲子園出場経験のある武修館のエピソードだ。「1年生の時から3年生まで同学年の部員がいなくて、1人で奮闘してきた山崎くんの成長物語ですね。これまで『何度も辞めようかと思った』と聞きましたが、最後までやり抜きました」。
武修館は2年生が10人、1年生は12人いるが、山崎瑛介主将と同じ3年生にはチームメートがおらず、1人で甲子園を目指すチームを引っ張りながら努力を続けてきた。気軽に悩みを相談できる部員がいないことや切磋琢磨するライバルも下級生となることで、精神的にもタフさが求められたことだろう。
《昨秋9人で戦った武修館野球部に新入生12人 JA職員の異色新監督がチーム改革に着手》