コンサドーレ
2021/09/15 12:39

≪平川弘のCool Eye≫ 中2日でC大阪にリベンジ 駒井の献身プレーは特筆もの

アウェーC大阪戦ではFKからのこぼれ球をドウグラスが先制ゴール

 中2日で同じ相手と連戦となったC大阪戦では、何とかリベンジを果たした札幌。けが人等でメンバーのやりくりが難しい中、よく踏ん張って走り抜いてくれた。
 ここのところチャンスを決めきれずに得点が奪えなかった。それが原因で連敗していたが、今回のC大阪戦は決めきることができた。諦めずに我慢強く球際で戦い、ハードワークしたことがやっと報われたという感じだろうか。
 サッカーというのは面白いもので、サボらずに頑張った方にこぼれ球が転がるもの。先制点となったFW菅のFKのこぼれ球も、2回とも札幌が拾った。当然、FW小柏、ドウグラスも予測して反応しているのだが、運が転がり込んだ。
 勝てなかったゲームが続いたが、その間も特に頑張っていたのがMF駒井だろう。シャドー、ボランチ、最終ラインまで、ゲーム中にポジションを変更し、献身的にハードワークする姿は素晴らしい。駒井がいなかったら、選手層の薄い札幌はもっと順位が下がっていただろう。
 C大阪戦でも2点とも駒井のドリブル突破からゴールが生まれた。戦術や連係、連動も大事だが、最後は前にボールを運ぶ気持ちや、メンタルの強さが勝負を左右する。働き続ける駒井が壊れないか、少し心配だ。
 次節は海外からFW大迫、武藤が加入した神戸と対戦する。それでなくてもタレントがいるのに反則だ。経営規模が小さくても戦えるという意地を見せてほしい。(本紙評論家)

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