Bリーグ
2022/03/04 14:37

レバンガ折茂代表6・18引退試合 コロナ禍で2年延期

引退試合に向けてシュート練習を始めた折茂代表(撮影・西川薫)

 2019―「花道プロジェクト」再始動20年シーズン限りで現役を引退したレバンガ北海道・折茂武彦代表(51)の引退試合が6月18日に札幌・北海きたえーるで行われることが決定した。3日のチーム練習後に久々にボールを使ったトレーニングを再開。コロナ禍で2年ほど延期となっていた引退試合には、佐古賢一HC(51)ら豪華メンバーが出場する予定。全容は9日から随時発表される。

 「折茂の花道プロジェクト」が再始動した。年明けから筋トレとランニングを開始した折茂代表。時折、悲鳴に近い声を上げながら久しぶりのボールの感触に「感覚は思ったほど悪くなかった。何日か前から爪も伸ばし始めた」と、現役時代同様に調子のバロメーターを研ぎ澄ましている。

 現役、引退選手を含め、豪華メンバーが顔を揃えそうだ。最大12人×2チームで「みなさんが期待しているメンバー」と胸を張った。今季から指揮を執る盟友・佐古HCの名前が挙がると「もちろん、彼とは長くバスケット界で戦ってきた」とフライング発表。佐古HCは「再始動するなら現役に復帰すればいいのに。この3カ月間、(自分も)体づくりをしないといけない」とぼやきながらも、本心はまんざらではない様子だ。

 当初は引退直後の20年6月に設定。同年1月から引退試合へ向けて、クラウドファンディングで資金調達を開始した。ところがコロナ禍で2度の延期を余儀なくされた。

 2年越しの実現へ、食事制限も開始。現役時と同じ体重78キロを目指す。自らのスタンスを貫き通し、ファンから「最後まで折茂は折茂だった」と言われるような素晴らしいラストショットを見せる。
(西川薫)

葛原完全復活で連敗脱出だ

 レバンガは3日、あす5日からの敵地・群馬2連戦へ向けた練習を公開した。日本代表戦による中断期間を経て、約1カ月ぶりの公式戦。チームは現在4連敗中だが、けがから復帰したSG/SF葛原大智(26)が連敗脱出へ貢献する。

 葛原は1月22、23日の名古屋D戦で左足関節靱帯(じんたい)を損傷。全治4週間と診断されて戦線を離脱した。部分合流を経て2月末にようやく全体合流したばかり。「みんなより試合勘は薄いけど、持ち味の守備から入れば、おのずと結果は見えてくる」。次戦で完全復活し、敵地での勝利をつかみ取る。

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