ファイターズ
《ハム番24時》福島のセーブは喜べない? 胸中複雑の柳川 9月14日
9月6日の楽天戦(楽天モバイルパーク)。3点リードの九回を福島が締め、プロ初セーブを挙げていた。この試合、登板過多になっていた抑えの柳川は疲労を考慮されて早上がりとなり、ベンチ外。同期が大役を託され、仕事を全うした形だった。
試合前の2人の会話が軽妙だった。柳川はあえて「セーブを取るなよ。セーブを取ったらダルいって」と伝えていた。記者は戸惑う福島をリラックスさせるために、あえて憎まれ口を叩いたーと想像していた。後日、本人に真意を聞いたら「自分も(通算セーブ数が)微妙なラインなので、本当にセーブシチュエーションくるな、取るなと思っていましたよ」と笑って教えてくれた。
展開は、自力でコントロールできない。実際、長期にわたってセーブの付く場面がなく、足踏みすることもあった。だから、1つ上積みするチャンスを逃した、という心理になるそうだ。ここで、好ましくない想像が脳裏をよぎった。現在は25セーブで一つの目標だった30セーブまであと5。143試合を消化し、もし29セーブにとどまったら…と仮の話を振ったら「そうなったらヤバいですよね。あの時、投げればよかった、みたいになるのが嫌。あとはもう全部僕がいきます」と譲らない覚悟を示した。
育成時代から共に過ごしてきた相棒、福島のクローザー姿はどう映ったのか。「一回は投げてみたいと最初は言っていました。緊張すると言いながら、ちゃんと抑えたので、すごいなと思いました」。福島を取材した時も、柳川のすごさを強調していた。面と向かって言うのは照れくさそうだが、互いに信頼し、認め合っている。