ファイターズ
《ハム番24時》デビューも戦力外も…清宮虎の凱旋 9月4日
試合開始のおよそ3時間前。ほかの選手たちよりも一足早くグラウンドに出てきて、慌ただしくしている選手がいた。今年7月末に育成から支配下登録を勝ち取った元楽天の清宮虎が、旧知の選手やスタッフにあいさつをして回っていた。楽天モバイルパークは2019年から6年間在籍した古巣の本拠地。凱旋がかなった。
一段落して、記者が久しぶりに戻ってきた感想を尋ねると「知っている人もいっぱいいるので、その人たちに会えるうれしさはあります。いいことも悪いことも経験した場所なので、違うチームの一員として来るのはいろいろな思いがあります」と素直な感情を口にした。
楽天時代も順風満帆ではなかった。開放感のある球場を懐かしそうに見渡し「支配下になって24年に1軍初登板したことがいい思い出です。ただ、そのまま戦力外通告を受けたのもここでした。(別れの)あいさつをしたのは試合前。たぶん、日本ハム戦だったんですよ。もちろん悔しい気持ちもあったんですけど、感謝の気持ちもありました」と振り返った。
当時は西口、鈴木翔ら先輩投手にお世話になったという。「今は抹消されていましたけど、鈴木翔天さんとは自主トレも一緒にやっていました。西口さんはさっき会うことができました。みんな『良かったね』と言ってくれて、こうやってまた戻ってこられて良かったです。まだまだこれからですけど」。きっと、成長した姿を見せることが恩返しになる。