ファイターズ
《ハム番24時》ボール選びにも妥協なし 8月5日
投手陣は練習前、キャッチボール用のボールを手に取る。その中でも、上原は特に吟味するタイプで、ボールをあらゆる角度から眺め、5、6球選び直すことも珍しくない。
ボールを取捨選択する基準を尋ねてみると「形ですね」と即答。「1個1個手作りなので、全部形が違うんですよ」とささいな変化も見逃さない。形が微妙に違うことで、投げる感覚も変わってくることから、できるだけ形の整ったボールを選んでいる。また「投げている中でも(形が)変わったりします」という。
「変に曲がったりすると『(自分の状態が)変なのかな』と。そういう余計なことを考えたくないので、できるだけ良い形のものを選んでいます」と、準備の段階から雑念となりそうなものは排除している。
そんな繊細な感覚を持ちながら、一度で選べることはあるのか―。「たまにありますよ」とボールを入れ替えるタイミングなどでは、真っさらなボールが加わることから「一発で決まることがあります」。繊細な感覚を持つ左腕らしい〝1球〟へのこだわりだった。