高校野球
2026/07/20 20:15 NEW

2年生軍団の白樺が2年ぶり5度目V 手負いの後藤が流れ引き戻すソロアーチ【北北海道大会】

七回無死、白樺・後藤がソロ本塁打を放つ=撮影・小田岳史

■全国高校野球選手権北北海道大会(7月20日、エスコンフィールド北海道)
▽決勝 クラーク3-7白樺

3月に利き腕と逆の左肘を骨折

 3年連続で決勝に進出した白樺が、2年前の決勝と同じクラークを再び下して、2年ぶり5度目の甲子園出場を決めた。1年春から公式戦に出場している3番・後藤健内野手(2年)が、序盤の大量得点の好機を打席で演出すると、3点差に迫られた直後の七回先頭で貴重なソロアーチをたたき込んだ。3月に利き腕と逆の左肘を骨折し、春は万全の状態で出場することができずに支部予選敗退の責任を背負い込んだが、驚異的な回復力で優勝の大きな原動力となった。

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 この夏、グラウンドに立てないはずだった後藤が、チームの2年ぶり頂点を引き寄せた。ヒーローインタビューでは、「春、支部で負けてて、ここまで正直辛いことしかなかった。ここで甲子園という舞台を決められて素直に嬉しい気持ちでいっぱい」。昨秋は準優勝も春は支部予選敗退。どん底まで落ちてから立ち直り、頂点まで這い上がった。

3点返された直後に大きな一発「行ってくれ~」

 6点リードの七回、試合巧者のクラークに一挙3失点。接戦に持ち込まれそうな展開で、後藤の一発が試合の流れを再びチームに引き寄せた。1ボールからの2球目の直球を強振。少しバットの先っぽだったため「行ってくれ~」と願いながら打球の行方を追いかけた。一塁ベースを回ったところで右翼側ブルペンに飛び込んだのを確認すると、思わず右腕を高々と空へと突き出した。「次の回自分が先頭というのも分かって守っていたので、なんとか先頭で出塁すれば流れをもう一回戻せるなと思っていた。甘い球が来たらしっかり単打でつなぐというのを意識した結果。走っているのが気持ちよかった」。大歓声を受けながらダイヤモンドをゆっくりと一周した。

 最初に主導権を握ったのも後藤のバットから。一回2死からチーム初安打となる右前打で出塁すると、後続の安打で先制のホームを踏んだ。さらに3点リードの二回は2死一塁から一塁線を破る安打で好機を拡大。3得点の着火剤になった。「初回2アウトから出塁できたのはチームに勢いを持ってこれた。自分が勝ちを決めるくらい活躍しなければいけないというのもあったので、自分が得点の最初になれたのはよかった」。チームに大きく勢いをもたらした。

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