ＦＷシャビエル　〝初アシスト〟で存在感

紅白戦で１アシストをマークし、存在感を示したシャビエル。開幕へさらに精度を上げていく（撮影・西川薫）

　北海道コンサドーレ札幌は２日、予定していた名古屋との練習試合が中止になり、３０分２本の紅白戦を行った。２８日に合流したばかりの新加入外国人ＦＷガブリエルシャビエル（２８）は主力組３トップの左シャドーとして１本目の３０分間プレー。終盤にＦＷ菅大輝（２３）へのアシストを決めるなど、アピールに成功した。また、この日までに選手３０人全員が沖縄入りした。

　シャビエルが、初の紅白戦で存在感を示した。初の実戦形式となった１日のミニゲームでゴールを決めたのに続いて、この日は移籍後“初アシスト”をマーク。「初めてにしては、自然と生まれたアシスト。チームメートのおかげもあって、試合に入りやすかった」と、笑みを浮かべた。

　紅白戦では左シャドーでプレー。開始早々に巡ってきたシュートチャンスでは迷わずゴールを狙うなど、Ｊリーグ５年間で通算２０得点の片りんをのぞかせた。「前の３枚は経験している。超攻撃的なサッカーを得意とする札幌では非常に大事な役割。与えられたポジションで頑張ってきたい」と、こだわりはない。

　名古屋時代の「１０」から、背番号はチャナティップが背負っていた「１８」に変更。「（ブラジルの）クルゼイロとビトーリアでつけていた番号。１０以外ではものすごく気に入っている」と、ご機嫌だ。

　春季キャンプは１カ月以上と、他チームに比べて長期間に及ぶ。「自分にとっては初体験。逆にその期間を利用して、いい状態でシーズンをスタートできれば。チームメートのことを知ることができればいいとプラスに考えている」。焦らず、じっくりとミシャサッカーを体に染みこませ、３トップの一角を狙う。