コンサドーレ
2022/01/26 15:12

ルーキーMF井川 下克上で定位置狙う

一歩ずつ、認められる存在へ―。ルーキーのMF井川は今季初の対外試合でアピールを誓った

 北海道コンサドーレ札幌のMF井川空(22)が、下克上を誓った。札幌U―18から筑波大を経て、Uターンでプロ入りをかなえた道産子。「一番下からのスタート」と位置づける沖縄キャンプで、序列を一つずつ覆していく。札幌はきょう26日、J2長崎と今季初の対外試合を行う。

 ルーキーの井川は、自然体でミシャサッカーへの順応を図っている。「すごく楽しく、良い緊張感を持って刺激的な毎日を過ごせている。今は一番下からのスタートだけど、多くの試合に絡んで、チームを勝たせられる選手になりたい」。ペトロビッチ監督の指導に真剣に耳を傾け、充実のキャンプを過ごしている。
 音更町出身のMF。高校時代は札幌U―18で技術を磨いた。同期のFW藤村がトップ昇格を果たす中、井川はプロ入りの夢がかなわず筑波大へ進学。「技術や身体はもちろん、一人の人間として成長できたのが一番」と、一回り大きくなって帰ってきた。
 長身のボランチでCBもこなせる器用さは、まさに指揮官好みの選手。右足首のけがで大学4年時は長く実戦から遠ざかったが、それでもクラブはポテンシャルを信じて獲得した。筑波大の先輩でもあるMF高嶺ら、主力を脅かす新戦力として期待がかかる。
 きょう26日は今季初の対外試合に臨む。「自分の持ち味を見せたい」と井川。秘める闘志をピッチで表現する。

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