原康介&佐藤陽成〝仲良しコンビ〟が今季初先発で躍動「チャンスが来たときに準備していました」
後半12分、先制のゴールを決めて喜ぶMF原(手前)=撮影・中本翔
■J2・J3百年構想リーグEAST-B第8節(3月28日、静岡・藤枝総合運動公園サッカー場)
▽藤枝1(PK2-4)1札幌

2人の若武者が両翼で存在感
北海道コンサドーレ札幌はPK戦の末に藤枝に勝利し、勝ち点を10に伸ばした。左ウイングに入ったMF原康介(20)が先制ゴールを決め、右ウイングのFW佐藤陽成(22)は何度もチャンスシーンをつくり出すなど、ともに今季初先発となった両翼が躍動。レギュラー奪取に向け、互いに存在感を強くアピールした。
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前節ホーム甲府戦(1○0)での勝利に貢献したMFスパチョーク(27)とFWティラパット(19)は揃ってタイ代表の活動のため欠場。不安を抱えた中でのアウェー戦となったが、2人の若武者がそんな杞憂を吹き飛ばしてみせた。
まずは佐藤が2度のチャンスメーク
前半、ドリブルで攻め込むFW佐藤(手前)
最初にチャンスシーンをつくり出したのが佐藤だ。前半15分、MF川原颯斗が放ったスルーパスに反応して、巧みに右サイドを抜け出すと、ゴール前で逆サイドの原に横パスを通して決定機を演出。同25分にもFW大森真吾とのワンツーで抜け出し、再び右サイドを独走。ラストパスを渡したMF木戸柊摩のシュートこそGKの好セーブに阻まれたものの、持ち前の攻撃力を存分に発揮。佐藤は「メンバー外のときも、自分の良さを出そうと思いながら練習していました。そういうものが、こうやって試合に出たときに現れたかな」と、日々の地道な積み重ねの成果をリーグ戦初先発の舞台で思いっきり表現した。
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決定機を外して奮起した原が先制弾 「いろいろな選手が関わったゴール」
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その佐藤からのパスで決定機を迎えながらも、枠を捉えられなかった原。「あれは決めなきゃいけなかった」と、前半15分のシーンを悔やんだが、挽回のチャンスが巡ってきたのが後半12分だった。大森の敵陣でのプレスバックから混戦が生まれると、木戸と競り合った相手選手のクリアボールが、ペナルティーエリア手前でフリーになっていた原へと渡った。GKとの1対1の場面で、冷静に左足を振り抜くと、ボールはゴール右下へと吸い込まれた。
昨年6月21日に同じ場所、同じ相手に決めた以来となる、待望の今季初ゴールが生まれた。「試合を通して、ずっと守備のところを言われていたので、どんどん前からハイプレスで、というのは意識していました。そこが得点に繋がったので、自分の力だけではなく、いろいろな選手が関わったゴールだった」と、仲間たちへ感謝した。
後半12分、先制ゴールを決めるMF原(手前)
試合に出られない悔しや苦しさ糧に
今季ここまでの出場数は、原が3試合目、佐藤は2試合目。それまではいずれも途中出場にとどまっていた。佐藤が「開幕戦以降、自分は試合に絡めていなかったので、すごく悔しい気持ちがありました」と心境を吐露すれば、プロ3年目の原も「苦しかったです」と本音を口に。だが「チャンスが来たときにと、ずっと準備していましたし、今日の試合には、自分の中でもここしかないという思いで挑みました」(原)と、覚悟を持って挑んだ一戦で、2人揃って好プレーでアピールすることができた。
後半12分、先制ゴールを決めたMF原
もっと結果を残したい
共に現在しまふく寮で暮らす寮生同士。「(練習参加していた)去年の夏の2カ月間も、(木戸)柊摩と康介とずっと一緒にいて。今も一緒にいる感じですね」(佐藤)と明かすほど、プライベートでも仲の良い2人が投じた、レギュラー争い激化への一石。「(百年構想リーグは)まだ半分ちょっとあるので、そこでもっと結果を残したいですし、レギュラーを掴むというのを目指してやっていきたいです」(原)。チーム内競争が巻き起こす強い風が、札幌をさらに高い位置へと舞い上がらせていく。
後半12分、先制ゴールを決めてチームメートと喜ぶMF原(中央)
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