【一問一答】伊藤大海 2年ぶりの開幕投手に向けて「勝つ以外、選択肢はない」
27日のソフトバンク戦に先発する伊藤=撮影・松本奈央
前を向くきっかけとなった新庄監督の言葉
開幕投手を務める日本ハムの伊藤大海投手(28)が26日、みずほペイペイドームで行われた全体練習で最終調整を行った。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)から帰国後、時間はあまりなかったが、開幕戦に向けて、しっかりと心身を整えてきた。開幕前日の心境などを語った一問一答は以下の通り。
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―いよいよ開幕を迎えるが、今の心境は
「すごくワクワクしている気持ちと、でも結構、冷静な気持ちで、きょうもリラックスして練習できましたし、すごく良い状態で挑めるかなと思います」
―WBCもあり、スケジュールも難しかったと思うが、コンディションは
「戻って来てすぐは体の重たさだったり、ちょっといろいろありましたけど、なんとか良い形でここ2、3日はしっかり練習できているので、そこは問題ないかなと思います」

―前回登板から調整で意識したこと
「細かいところというか、数値的にいろんなところを見比べて、自分の良い形、良い数値で投げられるように、データに頼った部分は多かったので、すぐ修正できました」
―先ほどの練習でマウンドも確かめていた
「ちょっと人工芝も張り替えていて、景色が少し変わっているかなというところで、ボスからも確認しておいてほしいということだったので、そういう意味も込めて確認して投げました」
―投げた感触は
「マウンドだったり、見え方だったりはそこまで変化がなかったので、特に問題なくゲームに入っていけるかなと思います」

―新庄監督が会見で、WBCから戻って来た時に「僕で良いのかな?」という表情をしていたと言っていた
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「帰国して、本当1日目だったので、まだメンタル的にも回復していない状態で監督室に入っていった。そこの僕自身の不安と、周りが感じる不安はあるかなっていうのはあったので、ちょっと自信なさげに監督室に入りましたけど、監督が信用しきってくれたので、そこは意気に感じて、それがあって気持ちが切り替えられたっていうのはあったので、すごく感謝してます」
―開幕戦の相手が王者・ソフトバンク
「変わらず、すごく強いチームですし、去年ここで終わって、すごく悔しい思いをした。チーム全員がその思いを持って、ここでスタートできるっていうのは意気に感じますし、きょうみんなリラックスして、良いムードで練習できていたので、あしたしっかりやってくれると思います」
―ソフトバンク打線の印象
「強いですし、開幕に向けて、ベストなコンディションで全選手が来ていると思いますし、一人一人役者が揃っているというか、役割がしっかりある、芯のあるチームだなっていうのはすごく感じるので、なるべく多くの選手に仕事をさせないというか、続いていかないように一人一人切っていくっていうことを意識して投げられたらなと思いますね」

―警戒する選手は
「それは全員ですけど、やっぱりどこからでも一発はありますし、走力もすごく強いっていう印象もあるので、周東さんなんかを出してしまうと、守備にもプレッシャーがかかってしまうので、しっかり抑えていきたい。本当に全部ですね。全員警戒して、1人ずつしっかり取っていくっていうのが一番かなと思います」
―どんなスタートダッシュを切りたいか
「本当、勝つ以外、選択肢はないと思うので。だからといって、小さくなることなく大胆に攻めた結果が、ファイターズらしく愉しんで勝ちという形が付けばいいなと思うので、それだけを意識してというか、いつも通りファイターズの野球をするだけということで戦っていけたらなと思います」
―その中でどんな投球をしたい
「僕自身は出し切りというか、あまり先のことを考えずに一個一個アウトを、一つでも多くアウトを取っていけたらなと思いますし、帰ってきて調整期間が短かったですけど、自分のモットーとして、完投したいっていうのが一番なので、それをできるようなピッチングをしたいなと思います」
―この3連戦でソフトバンクを相手にどういう印象を付けたいか
「この最初の顔合わせっていうのはすごく大事だと思いますし、ここでの印象っていうのは、かなり強く付くと思うので、今年のファイターズは違うなっていうのを見せつけるというか、自分たちのペースで、いかにこの3連戦を運べるかがすごく重要なところだと思うので、そのスタートを僕がしっかり切れるように、良い雰囲気で戦っていきたいなと思います」

―前評判の高いチーム同士。その1戦目
「そう言われたら、ちょっと緊張してきました(笑)。もちろんそうだと思いますし、すごく注目されるカードだと思いますし、でもシーズン長いので、1勝目っていうのは、これがソフトバンクだからっていうことではなく、ファイターズの1勝目をまず最短で取りにいくのがベストの形だと思うので、しっかりご飯食べて、ゆっくり休んで、あしたを迎えます」
―2年前の開幕戦とも心境は違うか
「全然、違いますね。自信を持って臨めるというか、あしたどうしようかな? っていうような悩みとか不安はそこまでないかなと」
―WBCで苦しんだことを前向きに捉えるならば
「帰ってきて、すぐお話したように、野球の借りは野球でしか返せないっていうのが一番だと思うので、それをすぐ、シーズンのスタートで、チームとしてはすごく大事な一戦で、その気持ちを持ってくるっていうのはないですけど、また良いスタートを切れるという意味では、1戦目に投げられるっていうのは喜ばしいこと。そこはそういう気持ちだけじゃなく、勝つっていうのが一番だと思うので、その勝ちっていう部分は、形はどうであれ、こだわっていきたい部分かなと思います」
―新庄監督の言葉から信頼が伝わってきたか
「そもそも『どうする?』と聞いてくれたのは、僕に判断を委ねてくれたっていうのがあると思うので、普通だったら『ちょっとやめとくか』ってなるところだったと思うんですけど、自分の気持ちを尊重してくれたっていう部分では、僕自身はもちろん感謝してますし、それに応えたいっていう気持ちはありますし、それが監督にどうこうっていうわけではないですけど、チームに対して、そういう思いで投げることができたらなと思います」
―「どうする」と聞かれた時の答えは
「『いくつもりで練習に来たので』っていう話はしました」
―帰国してからはタイトなスケジュールだったが、不安はないか
「そこは練習していく中で、どんどん消化されていったというか、本当ここ3日、4日ぐらいで体もなじんできたっていうのはあるので、頭がすごくスッキリした状態でできているというか、そこが一番、あした前向きに臨める要因かなと思います」

―体の疲れを取ることと、技術的にアジャストすることのどちらに重きを置いたのか
「心の疲れを取ることですかね。いろいろ言われましたけど、そこに対して、ひるむことなくというか、あえて真っ向から立ち向かっていった。気持ち的に削られそうなところをなんとか自分でカバーしていったっていうのが一番、保てた理由ではあるので」
―SNSも見た
「全部、見ましたね。この後、どうにでもなれと思いながら、あえて全部読んで、ちゃんと受け止めた。もちろんそれが全部ではないですし、大半は応援してくれているメッセージでしたし、それが見たい中にしょうもないのが。読まざるを得ない」