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2026/03/26 15:00 NEW

【現地レポート】札幌厚別公園競技場が4月1日に2年ぶりリフレッシュオープン

今年4月にリフレッシュオープンする札幌厚別公園競技場=撮影・工藤友揮

1986年の完成から40年

 北海道内唯一の日本陸連第一種公認競技場で、北海道コンサドーレ札幌の聖地と呼ばれる札幌厚別公園競技場が、2年間にわたる改修工事を終えて、4月1日にリフレッシュオープンする。1986年の完成から、今年でちょうど40年を迎える厚別競技場。2024年から始まった改修工事は、札幌市の施設保全の一環として行われた。今回の主な改修内容について、競技・運営、一般利用、観客席の3点に分けて解説する。

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 競技・運営面においては、陸上競技場と屋内走路のトラックのウレタンを全面張り替えした。また陸上のゴールライン付近を照らす照明を新設した。これは夕方や夜に、100メートルなど僅差での決着となりやすい競技が行われた際、ゴールライン近辺が暗くて順位判定が難しくなっていた事例が複数あり、かねてからの設置要望に応えたものだ。

陸上のゴールラインを照らす照明が新たに設置された

 

熱中症対策エアコンを大幅増設

 近年の夏は北海道でも高温化が著しいことから熱中症対策として、大会運営を行うスタッフが使用する役員室などを中心に、施設内のエアコンを4台から11台へ大幅に増設。そして社会問題ともなりつつある、女性アスリートなどへの盗撮対策として、施設内に防犯カメラを設置。選手やスタッフが安心して競技に臨めるように対策を強化している。

 厚別競技場では競技団体だけではなく、一般利用者に向けても施設を開放していた。こちらも改修工事を経て、2年ぶりに再開される。利用者の多いトレーニング室では、マシンを増設、更新した。工事実施前に高い人気を誇っていたフィットネス教室も、4月から再開される。屋内走路とトレーニングルームの一般開放は4月1日から、メイン競技場と補助競技場は4月20日からとなっている。

トレーニング室はマシンの増設や更新を行いパワーアップ

 

トイレ全て洋式化、メインスタンドのベンチを更新

 観客席を利用する上で、大きく変わったのがトイレだ。全て洋式化され、コンコースには、男女ならびにバリアフリー用トイレの案内サインが、目立つ形で新設された。そしてトイレの出入り口付近にある洗面台の壁には、男性は水色、女性はピンク色が配色され、男女の区別が一目瞭然。スタンドは全てのベンチを一旦取り除いた上で、防水工事を実施。そのベンチはメインスタンドの座席において、新たなものに更新されている。

コンコースには分かりやすいトイレの案内サインが掲示された

 

 札幌市スポーツ協会の駒井広行さんは「2年間お待たせしました。陸上では今、北海道の選手が日本国内で活躍し、世界に羽ばたく選手もいます。そういう選手が出場する大会でも使われるでしょうし、サッカーやアメフト、ラクロスでも、ここから高いカテゴリーへと上り詰める選手もいると思うので、思う存分プレーしてほしいですね」と、北海道最大の陸上競技場を舞台に戦う選手たちにエールを送る。

メインスタンドの観客席ベンチが更新された

 

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 競技場の外壁は札幌市景観色の白茶色に、そしてメインスタンドの屋根は赤に染め上げられるなど、装いも新たになった厚別競技場。4月18日に行われるコンサドーレの試合を皮切りに、再び熱いドラマが繰り広げられる。

メインスタンドの屋根は新たに赤く塗られた

 

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