【センバツ】北照エース島田爽介 9回4失点で1回戦敗退も新球〝お股ツーシーム〟に手応え
四回に4失点を喫したが最後まで力投した北照・島田=撮影・桜田史宏
■第98回選抜高校野球大会第3日(3月21日、兵庫・阪神甲子園球場)試合詳細はコチラ
▽1回戦 専大松戸(千葉)4-0北照(北海道)
四回の4失点以外は無失点で完投
〝魔の四回〟に沈んだ。13年ぶり6度目出場の北照は、エース・島田爽介投手(3年)が先発した。立ち上がりは順調だったが、変化球を狙われ始めると四回一死から四球を挟んで長短3連打と犠飛で4失点。五回以降は立ち直り、冬に取り組んできた有名ピッチングデザイナー直伝の新球も実戦初投入するなど、夏に向けて課題と収穫を得た甲子園デビューだった。
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アルプススタンドにあいさつし、ベンチに戻る北照ナイン=撮影・畠中直樹
投球を修正できず「とても悔しい」
悔しさを胸に抱き、エースが最後まで聖地のマウンドに立ち続けた。島田は「とても悔しいです。最初から球が浮いてしまっていたので、なかなか修正ができなくて四回に4点というビッグイニングをつくってしまった。そこがとても悔しいですし、後悔しています」と唇をかみしめた。
「絶対に勝利投手になって勝つっていう気持ちでマウンドに上がりました」。二回までは打者6人で打ち取る完璧投球。三回から変化球を狙われていたのに気がついたが、四回の3本の安打はチェンジアップとスライダー。「なかなか素直になれないというか、どうしても変化球に頼ってしまった」。四回を終えてベンチに帰ると、横堀倖世捕手(3年)と「変化球を狙われているし浮いてきているから、低め低めで真っすぐも入れながら」と確認。配球を変えると、毎回のように得点圏に走者を許したが、決定打は与えなかった。
四回終了後、北照・横掘(手前左)が島田(同2人目)に声を掛ける
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お股ニキ氏に教わった変化球を習得 「成長できた」
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この日のために準備してきた新球のツーシームとスプリットも手応えを得た。元々スプリットは持ち球としてあったが、縦の変化球はチェンジアップに頼ってきた。そこへ冬の間、MLBのダルビッシュ有投手らプロ野球選手とも交流のある「お股ニキ」氏が、大河恭平部長(38)の知り合いの知り合いだったことから臨時コーチとして招へい。2種類の変化球の習得に取り組んできた。
20日の前日練習ではブルペンで同氏の横で最終調整。この日の試合ではスプリットで三振を奪ったり、ツーシームで打ち取ったりと「まだまだなんですけど、ちょっとは成長できたかな」。夏に向け、さらにキレと精度を高めていく。

夏に向けて今以上にストレート磨く
再び、甲子園のマウンドに戻ってくるには、変化球のキレだけでは足りないと自覚する。この日の最速は139キロ。「全国の厳しさを目の当たりにして、変化球だけじゃ勝てないっていうのをとても痛感しました。もう一回、イチから体づくりを頑張って、今以上のストレートを磨きたい。(最速149キロの)中谷を超すくらい球速を上げて、出力を上げて、コントロールも。もう一回、自分で見つめ直してやっていきたい」。今度こそ、甲子園で勝利投手になるために、エースとしてふさわしい投球を手に入れる。
■センバツで初めて指揮を執った北照の上林弘樹監督(46)
「ワンチャンスでと思ってたんですけど、逆にワンチャンスで4点を取られた。うちの今の打力では4点を返すのは厳しいかなと思いながら見ていた。また出直したい。夏に向けて打力を強化して、また帰ってきたい」
九回、指示を出す北照・上林監督(手前中央)
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