ファイターズ
《ハム番24時》3月20日
17日から1軍に合流している生田目に声をかけた。入団8年目で、今年2月の誕生日を経て31歳になっていた。ベテランの域に差しかかっている。熱い気持ちをマウンドで表現するタイプ。記者はリリーフ陣を引っ張るまとめ役のような仕事も適任かと想像していた。そうした役割を意識することはあるか、と本人に尋ねたら「やらないです。僕は全然やらなきゃいけないとも思っていないです」と笑って答えた。
突っ込んで聞いてみると、不向きな理由があるという。例えば、リリーフ陣の仲間で食事に出かけるとして、時間設定やお店選びをどうするか。みんなの意見を集約し、調整する能力も問われる。「僕はやらないんじゃなくて、マジでできないんです。予約とか嫌いなんですよ。普段からパッと飛び込みで行くタイプなので。誰かが予約して『ここに来て』という感じの方が楽ですね」
そこで頼りにしているのは、丁寧な仕事に定評がある左腕だった。「河野がいろいろとやってくれる。店の手配とか。結構、マメにやってくれます」と感謝。気遣いのできる後輩が育っているからこそ、甘えられるのかもしれない。
長いシーズンの戦いを勝ち抜くために、チームの結束は重要だ。ただ、生田目の考えは少し違っていた。「野球の面で(リーダーは)特に必要ないんじゃないですか。それなりにまとまりはありますし。結局、中継ぎは1人でマウンドに行くので、最後は」と本音をポツリ。登板してしまえば、打たれても自己責任の側面が強い役回り。シビアな戦いに臨む覚悟がにじみ出ていて、妙に説得力があった。