《レバンガ北海道・横浜BC戦後》やはり賢くプレーしないと今後も勝つのは厳しくなる《ロイブルTalk》
■B1リーグ第24節(3月7、8日、横浜アリーナ)
▽横浜BC98-100レバンガ北海道
▽横浜BC72-92レバンガ北海道
試合後の会見に応じたレバンガ北海道のトーステン・ロイブルHC(53)の主な一問一答は以下の通り。
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【3月7日】
ー試合の総括を
「簡単な試合ではないと想定していた中、横浜が素晴らしいオフェンスのパフォーマンスをしてきたと思う。相手に52%の確率で3ポイントを決められる状況では、なかなか勝つのは難しいと思う。特に自分たちの前半のディフェンスが軽すぎた。後半は前半よりは少し良くなり、強度も上がってきて、なんとか前半よりは相手の得点を抑えられたのではないかという印象。終盤に逆転してから最後の数分間、チームとして賢くプレーできなかったことで、皆さんにとってはエキサイティングな試合内容になったかなと思いますけど、勝てて良かったです」
ー今日はジョーンズが復帰し、3ポイントを効果的に決めていた。それによって相手のディフェンスが広がったことで、ドライブしやすかった、コースが空いたのかなと思われた。HCの目から、ジョーンズの復帰によって攻撃面で良くなった点を
「ジョーンズのスキルがパフォーマンスとして披露されたと思う。ジョーンズ不在のここ数試合、チームのリーダーはいなかったが、彼はオン・ザ・コートでもオフ・ザ・コートでも試合中に細かいことを解決し、しっかりコミュニケーションを取り、チームを引っ張ってくれる選手。仮に0点だったとしても、彼の存在はコート上でもベンチにいる時でも大きいと思います。彼はまだ100%のコンディションではないと思うが、にもかかわらずパフォーマンスとしてはおっしゃる通りの数字を残してくれたので、本当にうれしく思う」
ーそれによってチームが良くなっていくという今後の見通しがあれば
「もちろんチームが良くなることが目標。ジョーンズがケガするまではチームとしても非常にいいリズムでプレーしていたと思う。彼の離脱によってリズムを失ってしまっていたので、リーグ戦の前半、自分たちのテンポ、リズムでできていたものを取り戻すところが、まずチームとしての目標です。幸い長いシーズンの中、大きなケガ人は出ておらず、ジョーンズのケガによる影響は今後なくなると思うので、残り20試合で取り戻せれば」
ー富永啓生は今日、3クオーター終了までに3ポイントを5本しか打たせてもらえなかった。相手が打たせないように守っていましたが、4クオーターだけで4本打ったうち3本を決めた。HCは、彼が相手のディフェンダーをどのように引きはがしたと見ているか。また、1月に川崎で負けた時に富永選手はやはりディフェンダーに密着マークされ、レフェリーのコールにちょっとフラストレーションをためて活躍できませんでした。今日は3クオーターまで抑えられていたが、4クオーターで爆発してチームを勝利に導く活躍をした。HCは彼の精神的な成長を感じるか
「今日は富永は非常に賢くプレーしたと思っている。本人とよくコミュニケーションを取っていて、まずは彼にとってのショットセレクションと、自分の感情をどうコントロールするかです。おっしゃる通り相手は彼に対してハードで、すごくフィジカルなディフェンスをしてくるので、負けた川崎戦もやはり彼が感情をコントロールできなかったのかなと。今日の試合はあまり無理してシュートを打たないというところと、本人には毎試合アシストを3、4本してほしい、ボールをしっかり回すように言っている。今日はアシストは二つだけだったが、そういうことによってしっかりいいシュートを打ち、試合を通して、特に試合の終盤になって彼が我慢することによって、試合を決めてくれることを期待している。今日は3ポイントだけではなく、ドライブやレイアップなどのシュートを試合を通して打つことにより、シュートタッチも最後の方に戻ってきて、あのような結果が出たのではないだろうか。今日の内容は非常に良かったと思います」
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ー先ほどゲーム終盤に賢くないプレーがあり、白熱した展開になってしまったという話があった。どういった部分が賢く戦えなかったのか
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「試合を通してターンオーバーが10個だけだったが、終盤に2個してしまったところが賢くなかったのかなと。あのターンオーバーさえなければ、あの展開では6点差か8点差で勝たなければならない試合だったのではないかと。経験のある選手がああいう場面でターンオーバーをしてしまう状況が、ちょっと厳しかったかなと思う。ただ、今日に限らず今シーズンを振り返り、競った試合を逆転で勝てているというのは自分も驚いていること。なぜならチームは1年目なので、まさか勝てるとは思っていなかったが、やはり賢くプレーしないと今後も勝つのは厳しくなると思うので、そこも改善が必要な部分の一つだと思う」
【3月8日】
ー試合の総括を
「今日は特に後半がチームとして素晴らしいゲームだったと感じる。特にディフェンス面が、昨日とは違った。昨日はディフェンスが軽すぎて相手にいいリズムでシュートを打たせる状況が終始続いてしまったが、今日はしっかりディフェンスでよりプレッシャーを与えることができたし、もちろんディフェンス面でのチームとしての調整もうまくいった。今日はオフェンス面でベンチメンバーのパフォーマンスが非常に良かった。6選手が2桁得点を記録することができ、ベンチも32点入れてくれたので、本当に選手たちの頑張りを誇りに思うし、今後の試合にもつながる内容だったと感じる」
ー3クオーターの守備について。関野を中心にセカンドユニットがすごくいい守備をしていたと思うが、その評価を
「第3クオーターのベンチメンバーのパフォーマンスは非常に素晴らしかった。もちろんディフェンスもそうだが、オフェンスで点数を重ねてリードをより広げることができたし、何より、通常だったら鍵となる選手を可能な限り休ませて、第4クオーターに勝負を持っていきたいという考えなのだが、今日は長い時間ベンチで休ませることができた。もしかしたら、そのような状況をベンチメンバーがつくってくれたのは、今シーズン初めてだったかもと思う。非常に素晴らしい内容だった」
ー先ほど今日は素晴らしいゲームだったと言ったが、昨日の試合に関してはディフェンスが軽かったり、あと昨日の試合の後は一度失ってしまったモメンタム(方向性)について、これからリズムとルーティンを戻していかないといけないと話していた。その部分をもう少し噛みくだいて説明を。リズムやルーティンを取り戻すためには、何が鍵になるのか
「まず鍵となるのはベンチのパフォーマンスだと思っている。特にジョーンズがケガしていた期間は、ベンチメンバーでステップアップする選手がいなかったという内容もある。今日はベンチメンバーがしっかりステップアップしてくれたので、今後プレーオフを狙うにあたって、スケジュールもタフな試合が続くが、やはり3、4人だけが点を入れて、ディフェンスを頑張ろうといっても非常に厳しい内容だと思う。ベンチがしっかり、コンスタントにステップアップできるというところと、二つ目はやはりディフェンス。ここ数試合はディフェンスの失点だったり、ディフェンスが軽すぎるという部分がチームとしての弱さだったと思う。リードしていたとしても相手に簡単に復調させてしまう状況が続いてしまったので、今日は特に第3クオーターで11失点に抑えられた。今日の後半に見せたチームとしてのディフェンスを、今後やり続けなければと感じる」
ーオフェンスについて。ディフェンスが良くてそこからいいオフェンスに繋げられたことと、点数を取られたとしてもクイックインバウンズで相手に早く圧力をかけられた。その中でスピーディーに展開しながらも、ピックアンドロールで相手が結構アクティブに出てくるところを見ながら、ガード陣が相手の出方をうまくリリースできた部分がある。島谷がすごく良かったと思うが、どのように見ているか。何か具体的な指示を与えていたとすれば、どのあたりか
「このチームはリーグの中で、ペイントの得点とトランジションの得点がトップだと思っている。ペースを上げるということも含め、ガード陣にはそこを念頭に、もちろんいいディフェンスから走れた。おっしゃる通り得点を重ねることができたというところと、やはりガード陣にはどれだけピックアンドロールを含めて、ハーフコートでもペイントタッチを意識して、そこからボールを動かすことによってハーフコートでは自分たちのペースもそういう意味で上がってくるので、そこはガード陣がよくできたんじゃないかと感じる」
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ー今日はガード陣3人、菊地、市場、島谷で33点取った。それぞれがシーズンの中でも上位の成績を残している。インサイドとビッグマンにすごく点を取れる選手がいる中で、ガードが点を取ってくれることに対し、助かっている部分や意義などをこの試合でどう感じたか
「鍵となる選手がコートに立っている時、例えば富永がフェイスガードされると、彼からヘルプは行けないという状況がある。オカフォーも同じく彼からなかなかヘルプには行けない。ジョーンズも昨日のシュート確率を見ると、ヘルプに行くことは難しい状況だったと思う。そういう選手がコートに立っている中、スペースを保ち、ガード陣が点を取るというのは本当に望ましい状況だと思う。誰が点を取るかが大事ではなく、チームとしてどう点を取るか。富永が決して25点取る必要はないと思っているし、オカフォーも自分が20点以上取りたいという選手でもなく、エゴがとても強い選手でもなく、チームが勝てば、というマインドでやってくれている。今日の試合の後半、スターティング5の全員がベンチに座っている時、オカフォーと話をして、『今ベンチメンバーがすごく良いパフォーマンスをしているので、スターターは休めよう』と言ったら、彼もそれが本当に望ましいと。『自分がコートに絶対に立ちたい』ではなく、チームが、ガード陣を含めてそこまで活躍しているのだったら、それが勝ちにつながるのなら、それ以上望ましいものはないという考えのチームなので、チームとしてのケミストリーもすごく良いし、お互いがお互いのためにプレーしようというマインドを全員が持っていると思う。先ほどおっしゃったガード陣3人が今日活躍したことに関しても、他のチームメートは本当に喜んでいると思う」